「女性の事務系仕事」は令和時代に生き残れるか

「必要とされる仕事」について考える

急速にAIビジネスが成長してゆくなか、いままでは女性が主に活躍していた業種がなくなってゆく可能性を筆者は指摘します(写真:kikuo/PIXTA)

2019年5月1日、皇太子さまが即位され令和の時代が始まる。令和の日本を担っていくのは今の若手社員たちであり、大学や高校中学で学んでいる人たちである。

この人たちはどのような仕事に就き、どのように働いていくのだろう。中でも女性の仕事はどうなるのだろうか。

今を時めくGoogle、Facebook、Amazonなどの企業も2000年前後のころには取るに足りない存在だったことを考えると、令和30年ごろにはどのような社会になって、どのような企業が栄えているか。中でも現在大変な勢いでAIが進歩し、情報化が進展して、従来人間が行っていた仕事が奪われるといわれているが、これは女性の仕事と生き方にどう影響するか考えてみたい。

AIによって仕事が淘汰される時代へ突入

2015年にオックスフォード大学のオズボーン准教授らと野村総研の研究チームは、2045年ごろには現在の仕事の49%が自動化されるという予測を発表した。

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その後、個々の仕事を細かくばらしてみると、自動化できるものとできないものがあり、新しく生まれる仕事もあると議論は深まっているが、職場も仕事の内容も平成時代と比べ大きく変わる。今後、単純な仕事はAIなどに置き換えられていき、人間にしかできない高度な仕事をする人が引っ張りだこになって格差が広がっていくと予想されている。

そして工場などの生産現場に比べて遅れていた事務系の仕事の自動化が始まると言われるが、そうなると女性の職場は大きな影響を受ける。現在、日本の女性雇用者は過半数が非製造業の事務あるいはサービスの分野の仕事に就いている。

平成の日本経済が国際競争力を失った一因は、企業がAI開発や投資を十分に行わず、低賃金の非正規雇用によるコストカットでしのごうとしたからだといわれる。女性の職場進出は数では増えたが、こうした賃金の安い非正規雇用が多かった。

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