発達障害の人の余暇から見える「重要な視点」 「選好性」の違いと捉えるとうまくいく
発達障害の特性は重複する
発達障害には自閉スペクトラム症や注意欠如・多動症、学習障害などの種類があります。自閉スペクトラム症には「対人関係が苦手」で「こだわりが強い」という特徴、また注意欠如・多動症には「うっかりミスが多い」「落ち着きがない」という特徴がみられます。
このような特徴の中でも「こだわりが強いこと」と「落ち着きがないこと」は、一見するとまじりあわないように思われますが、それらが重複して表れるケースもよくあります。
私はNPO法人などで、幼児から成人まで、発達障害の方たちの余暇活動を支援しています。そこに集う方たちの活動には、一般的な交流とは違った様子がみられることがあります。
例えば、アニメが好きな人たちの集いがあります。そこに参加する人の多くは、みんなで集まってアニメを見たりアニメの話をしたりして、時間になったらそれぞれに帰っていきます。


















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