「女に勉強は必要ない」という家族への対処 幸せの9割は「顔」で決まるというのは本当か

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兄の自慢話、姉との価値観の違いにうんざりしています。今後、きょうだいと上手く付き合っていくためにはどうしたらいいですか?(写真:プラナ/PIXTA)

※ミセス・パンプキンへの人生相談および、家族関係や親子問題のお悩み相談は専用メール専用サイトで受け付けています。質問は400字以内でお願いします。回答は著者の2019年新著『最強の人生相談〈家族・結婚・夫婦編〉―ビジネスの成功にも共通する 人間関係、深すぎる40の教訓』の相談と内容が被らないものを優先し、本連載で掲載します。

有名大学に入った息子の学歴ばかりをひけらかす兄に、辟易しています。
そして「女に勉強は不要。女の幸せは結局は顔で決まる。頭のよさなんて、ほんの数パーセントの意味しかない」と、まじめに受験勉強に取り組む私の娘を見ては、自論を展開する姉には怒りを通り越して物悲しくなります。
その娘(私の姪)も、「財力ある男性に選ばれて、働かなくてもいい人生を送れるにはどうすればよいかをいつも意識している」と言ってはばかりません。「賢い女はモテない」とか、「かわいいと思ってもらえるよう、いつもお化粧や洋服に力を入れている」と言うのです。
私の娘は将来の目標をもち、それに向かって勉学に打ち込んでいます。私も親として、そんな娘を応援しています。
そんな私の娘を見ては「勉学など必要ない」という姉や、息子が通う有名大学の話題しかない兄と顔を合わせる年末年始が憂鬱でした。
女性の幸せとは、9割が顔で決まると考えますか?
兄や姉との上手な付き合い方を教えてください。
シクラメン

親族間に限らず、人生では好きでない人とも付き合ったり、嫌な話題にも耐えたりうまくかわす知恵は欠かせません。世の中には価値観の衝突がいっぱいあり、その都度、相手を避けたり瞬間湯沸かし器のように怒ったりしていては身が持たず、議論しても決着がつくものではないからです。

私は吉田沙保里さんの引退会見で、あの若さで「人は人、自分は自分」と心から割り切っておられる潔さに感心しました。

シクラメン様もこの路線で逆にエールを送ったり聞き流す術を身に付け、自分の信じる道に邁進するべきです。

「自慢話の土俵」に乗ってはいけない

私のあるグループの1人に、自分やその夫と子どもたちが、いかに優秀かという話題しかしない人がいました。仮にイヤミさんとします。

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イヤミさんと一度同席しただけで避ける人、2~3度の同席で堪忍袋の緒が切れた人などいろいろですが、彼女を嫌わない人もいました。

「あれは自慢話だったの? 内容はまったく普通だから、退屈だっただけよ」と、むしろ無関心・無反応なのです。

この種の話は、同じ土俵に乗らないのがいちばんだと思いました。

イヤミさんは、ほかの人がどんな話題を出そうと、それを引き取って自分の「自慢話」に替えるのがうまく、相手が返答に困る会話専門でした。

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