就活生6割以上が経験、「だまし面接」の実態

面談を名目に呼び出す実質的な採用活動

しかし、新卒採用で行われている面談は見合いの場ではなく、選考の意味合いを持つものが多い。本稿ではこれを「だまし面接」と呼んでいる。ただし、新卒採用でも、リファラル採用やダイレクトソーシングが徐々に増えてきており、キャリア採用と同様に、正式応募前のお見合いの場としての面談もあるので、面談がすべて「だまし面接」というわけではない。

「面接とは言われなかったが、実質的な『面接』だったと思えることはありましたか」という設問に対し、文理ともに6割以上の学生が「ある」と回答している。文系65%、理系61%と文系が多い。

文系の旧帝大・早慶クラスに限ると8割以上が経験

大学クラスで比較してみると、上位校ほど多い。文系の旧帝大クラスは87%、早慶クラスは81%だから、ほとんどの学生がだまし面接を経験していることになる。10ポイントほど下がるが、上位国公立大クラスの70%、上位私大クラスの73%も多いと言える。ただし、それ以外の大学では半数程度になる。その他国公立大学44%、中堅私立大クラス55%、その他私立大学で54%だ。

理系では、旧帝大クラスからその他私立大学までがきれいに並んでいる。旧帝大クラス74%、早慶クラス71%、上位国公立大クラス64%、上位私大クラス64%、その他国公立大学54%、中堅私大クラス52%、その他私立大学47%といった具合である。

この数字を見れば一目瞭然。ターゲットとする上位校の学生に対して積極的に働きかけている。もちろんすべてが選考を前提とした「だまし面接」ではないかもしれないし、企業に聞けば、目的は相互理解や親睦と言うかもしれない。ただ、企業の本意が何であれ、学生は「実質的な面接」と感じている。

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