爆速ヤフーの母が追求する、「成果の本質」

今、あなたに求められている成果は何か?

ヤフーでトップページ編集を手掛ける井原悦子さんの転機は、2013年3月、育休から復帰してちょうど1年経った頃。スマートフォン版トップページの編集デスクに抜擢されたのだ。

そのとき井原さんは、「私でいいのだろうか。別の人を立てたほうがいいんじゃないか」とたじろいだという。

そう言うのも、よくわかる。「デスク」とは、部下の記者に指示を出したり、原稿をチェックしたり、それらを統合して記事を作成したりするマスコミ業界特有の役割だ。もともと、机にへばりついていることからできた呼称で、昼夜問わず会社にいる人という印象が強い。

「でも私は、まだ2歳の子どもの保育園のお迎えのため、6時には会社を出なくてはいけません。席にいないデスクなんて機能しないのでは?と不安でした」

井原さんは、その思いを素直に上司に告げた。

すると、「井原さんがいないときは、フォローする態勢を作るから、気にするな」と勇気づけてくれたと言う。

「それで、やれるところまではやってみようと思ったのです」

それにしても、激務中の激務と言われる「編集デスク」を、小さな子どもを育てながら、どのように両立しているのか?

朝は、2時間前倒しに

井原さんが選んだやり方は、生活を「朝型」に変えることだった。

「当社の定時は午前10時から午後6時45分まで。それを『時差出勤制度』を利用して、2時間前倒して働けば、『時短』を取らずとも、やれるかもしれないと思ったのです」

次ページ1日5分のコミュニケーション
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • トクを積む習慣
  • iPhoneの裏技
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中国を知り尽くす異能の外交<br>官 垂秀夫 新中国大使

中国に幅広い人脈を持ち、アグレッシブな仕事ぶりで知られてきた垂秀夫・在中国大使。世界情勢が激動する中で国力差が開く日中関係をどう舵取りするのでしょうか。中国が最も恐れる男が日中関係のリアリズムを語ります。

東洋経済education×ICT