爆速ヤフーの母が追求する、「成果の本質」 今、あなたに求められている成果は何か?

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「仕事を続けられるのは、会社の上司、同僚、部下、そして家事育児に協力的な旦那さんと母のおかげだと感謝しています。そもそも私は、大学卒業後は地元香川の税理士事務所に勤めており、今の仕事に就くまでにはかなり回り道をしています。

結婚や出産についても、本当は25歳くらいには結婚して30歳までに子ども2人はいる予定だったのに(笑)、恋愛が得意じゃないもので、もう結婚できないのかなとあきらめていたくらい。そんな不器用な私が、こうして好きな仕事と家族を持ち両立できたのは、回り道したおかげ。どんな経験も人生にとって無駄になることなどないなと、思っています」

そんな謙虚さと周りへの感謝を忘れない人柄のよさが、一日中机にへばりついている「編集デスク」という仕事の“常識”を変えるキッカケになったのかもしれない。

一般的に長時間勤務でなければ成り立たないと信じ込まれている“男臭い仕事”も、出産後も自分のやり方次第、周囲のあり方次第で続けられる――井原さんのような事例が増えることを願ってやまない。

(撮影:梅谷秀司)

佐藤 留美 ライター
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