たとえば、第一音節(初めの母音)に強勢のあるJéssicaやávatarという英単語と同じように
渋谷(し・ぶ・や) シーブヤ
名古屋(な・ご・や) ナーゴヤ
と初めの音を強く読んでも英語風にすることができます。
英語らしい母音
強勢のない母音は、弱くあいまいにするとさらに英語っぽくなります。そのときに使うのが、あいまい母音とも呼ばれる/ə/の音(schwa〔シュワ〕)。これをマスターすると、英語風発音のレベルが一気にアップしますよ!
たとえば、「名古屋(なごや)」の2番目の音を強調して「ナゴウヤ」と言うときに、「ナ」の音をあいまいにして「ナ」でも「ヌ」でもないような音にして「(便宜上「ヌ」と書きますが)ヌゴウヤ」とすると英語っぽくなります。
それから、「おう(オー)」という長音は、ただ伸ばすのではなく、英語の/oʊ/に置き換えて「オ・ウ」と「ウ」を意識してはっきり発音するのが英語風です。オ段の音に強勢を置いて伸ばすときも同様です。「ヌゴーヤ」よりも「ヌゴウヤ」と「ウ」をきちんと言ってみてください。また、単語の最後が「オ段」の音のときにも、母音を「オ・ウ」にします。
日暮里(にっ・ぽ・り) ニポウリ
パチンコ(ぱ・ちん・こ) パチーンコウ
札幌(さっ・ぽ・ろ) サポウロウ
水戸(み・と) ミートウ
単語の最後が「エ段」の音のときは、2通りの方法があります。日本語に近い折衷発音なら、英語の/eɪ/に置き換えて「エ・イ」と「イ」を意識して発音します。完全に英語風の発音にするときには、ローマ字表記の最後のeの音を「イー」という音にしてしまいます。
シイタケ(し・い・た・け)シーターケイ / シーターキー
ふりかけ(ふ・り・か・け)フリカーケイ / フリカーキー
唐揚げ(か・ら・あ・げ)カラーゲイ / クラーギー
春日部(か・す・か・べ) カスカーベイ / カスカービー
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