甲子園「四国凋落と東北躍進」の明らかな根拠 データで読み解く「甲子園」強豪地方の変遷
■近畿地方
つねに勝率5割以上をキープしており、昔もいまも近畿勢が強いことがわかります。とくに1970年代以降の強さが際立っており、1980年代と1990年代後半にも強さを見せつけています。
【1972-1982年】
地域の合計勝利数 185勝
勝利数1位 25勝 PL学園(大阪府)
勝利数2位 24勝 箕島(和歌山県)
勝利数3位 21勝 天理(奈良県)
勝利数4位 18勝 報徳学園(兵庫県)
勝利数5位 16勝 東洋大姫路(兵庫県)
地域の合計勝利数 185勝
勝利数1位 25勝 PL学園(大阪府)
勝利数2位 24勝 箕島(和歌山県)
勝利数3位 21勝 天理(奈良県)
勝利数4位 18勝 報徳学園(兵庫県)
勝利数5位 16勝 東洋大姫路(兵庫県)
この時期の勝利数ランキングを見ると、PL学園が25勝、箕島高校が24勝、天理が21勝、報徳学園18勝、東洋大姫路16勝と、耳なじみのある強豪校が上位に勢ぞろいしています。
1980年代はPL学園の黄金期
PL学園といえば、なんといっても1978年夏の「逆転のPL」でしょう。準決勝、決勝と9回の土壇場で追いつき、追い越した試合はPL学園の名前を一気に全国区に押し上げました。その後の1980年代には桑田・清原のKKコンビで黄金時代を迎えたのはご存じのとおりです。
逆転のPLに匹敵する試合といえば、1979年夏の箕島×星陵の延長18回の熱戦です。後攻の和歌山・箕島は延長12回、16回の2回にわたって勝ち越されるも同点ホームランで追いつき、ついに延長18回にサヨナラ勝ち、その勢いのまま春夏制覇を成し遂げています。
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