どうしても嫌な仕事はすぐ辞めよう

世界各国のグローバルエリートが送るキャリアアドバイス(2)

さて、シンガポールは雨季に差し掛かり毎日スコールが激しくて、ただでも高い湿度がさらにじめじめしているわけだが、「東洋経済オンライン」の読者の皆様はいかがお過ごしだろうか。

本日も前回に続いて欧米や南米、中東、アフリカの世界的大企業で活躍する友人に送ってもらったキャリアアドバイスの数々をご紹介差し上げよう。

 【グローバル・キャリア・アドバイス Vol.5】 
 “自分の仕事の目的の定義”を明確に
 I would give this advice, which i applies as i changed jobs 2 years ago: always talk to management and define objective. Declare what you really want to do in your job, the career path you want and also the promotions you want. If you remain silent, most of the time you are considered as satisfied with the current situation. I applied this in my next job, i used to call for meetings with top management and all this played in my favor.
 2年前に仕事を変えたときの経験から、自分に以下のようなキャリアアドアイスを送りたい。常に経営陣と話して、目的を定義すること。仕事で本当に何をしたいのかを宣言し、どのようなキャリアパスを歩みたいのかを話し、望んでいるプロモーションについても話すこと。もしこのことでおとなしくしていたら、大抵現状で満足していると思われるから。私はこの方針を次の仕事では活かすつもり。トップマネジメントとの会議でこれらを試してみたら、全て私のために役立った。

<グローバルエリートからの講評>

自分の昇給や昇進について上司と交渉するのは日本人メンタリティというか、アジアンメンタリティだとやりにくいところだが、欧米やインドの友人はすごい剣幕で経営陣と昇給と昇進に関して激論を交わす。またそうしている彼らのほうが、なんだかんだいってとっとと出世していくのである。

これはそもそも経営陣に対して強気にでれるほど、代替が難しい高いパフォーマンスを見せていることが前提になる。仮にそのように大いに役に立っていても“おカネとか昇進の話を自分からするのは奥ゆかしくなく、下品だ”とみなされがちな日本のカルチャーが染みついてしまえば、激しい出世競争に乗り遅れるリスクが高いのでこの点肝に銘じておきたい。

私も大いなる誤解で勝手に肉食系で手におえないと思われがちなのだが、欧米の同僚からはいつも“経営陣にはもっと強気に、明確にやりたい仕事を突き付けないとなめられるだけ”と叱咤されたものである。

かといって会社の文化によっては“奥ゆかしい路線”の方が適切であることもあるので、空気をどれだけ読めるかの政治的センスが試されるのも難しいところなのだが、求められている仕事の目的を定義せずにぼんやりと何でもやっていると、苦労していろいろ働いた割に最後は報われない、ということになりかねない。“自分が何をもって評価されるのか”に関してはつとめて明確に定義しておかなければならないのだ。

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