母親の意識の高さが、子供を成長させる
親は子供に負けてはいけない

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 グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわか らず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、一般的な家庭ながら、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。

3歳から勉強させてくれた母親に感謝

Tehuさんのことは、灘高の天才高校生で、何か知らないけれどすばらしいIT関係のアプリを開発した人、という程度しか存じ上げておりませんでした。私は若年天才少年少女物語は、あまり好きではありません。と言うか、私は普段、“天才である彼・彼女たち”にほとんど関心はありません。

それには理由があります。わが家も含めて世間では、子供を机に向かわせるにもひと苦労が必要な子供が多く、それとは別に熱心に努力をしたけれども報われなかったという学生が、数え切れないほどいるのです。

ですから10代で大人顔負けの発明をしたり、飛び級で大学に入り数学や物理の難問を解いたりする天才少年・少女など、私にはかわいくもなんともありません。「人間関係はいつ学ぶの?」と、やっかみのひとつも言いたくなる視線を送る程度でした。

ところがムーギーとTehuさんの対談を読んで、Tehuさんの紡ぐ言葉から想像できるキャラクターが魅力的で、ちょっとエリを正して読み直したのでした。

まず天才にありがちな上から目線の態度が皆無です。そして何より気に入ったのは、母親の厳しい教育で、3歳のときから算数や英語の勉強をした、と公言しておられることです。

話はそれますが、受験期の子供を持ったママを経験した人なら覚えのある人も多いと思いますが、成績のいい子のママほど、子供がいかに家で勉強しないかを強調します(全員ではありませんが)。ガリ勉でなくともこれだけ賢い、ということを暗に言っているのです。

関西だけなのか、私の周りがそれだけの人しかいなかったのかは知りませんが、家庭で一生懸命勉強している子は、“せずにいい成績を取っている子”よりちょっとカッコワルイ存在でした。もうひとつにはライバルの親を油断させる戦法だと思うのですが、聞き手の私はわが家ではアメとムチで親子の闘いを繰り広げていることなど、告白できたものではありません。生返事でいつもつまらない“情報交換”の輪に入っていました。

ですから、親と子の違いはあるものの、Tehuさんの「母親の厳しい誘導で、3歳から勉強をしました」と公言されていることに、まず溜飲が下がりました。「(生まれつきの天才ではなく)これまでの成果は3歳からの母親のスパルタ教育がスタートでした。振り返ってもあのとき、よく頑張ったと思います。母親には感謝しています」、と言っておられます。

ずいぶん有名な学者や先生方、企業人との共同作業や共著をものにし、マスメディアからも引っ張りだこですのに、おごった感じがまったくありません。むしろまだまだこれからという姿勢、夢に向かって努力を惜しまないエネルギッシュな構えに、彼なら今後、いくらマスコミに持ち上げられようとも、やっかむどころか素直に応援できると、すっかりファンになったのです。

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