教育費にムダの多い人が知らない選択と集中

「見栄」が価値ある選択を妨げる

住む場所、習い事、レジャー、見直すところはたくさんあります(写真:saki / PIXTA)

人生の3大支出は、

① 住宅購入
② 子どもの教育費
③ 老後資金

です。この3つのなかで最もコントロールが難しいのが、②の子どもの教育費。なぜなら、子どもの特性や環境によって、進路が左右されてしまい、予算が立てにくいからです。拙著『年収1000万円「稼げる子」の育て方』でも詳しく解説していますが、「教育費」こそ、「選択と集中」で、価値ある支出を意識する必要があります。

教育費は、まず「成果を定義」する

教育費は、会社でいうところの「研修費」にあたります。「こういうスキルを身に付けてこんな人材に成長してほしい」という会社の求める人材像が、研修内容には反映されています。自分の子どもにかける教育費も、考え方は同じです。「こういう大人になってほしい」という具体的な目的を達成するために、使うおカネが「教育費」なのです。

会社で「社員をどういう人材にしたいかよくわからないけど、とりあえずいまの世の中は英語が話せなくちゃいけないらしいから、社員に英語を習わせたい」などと稟議を上げても、通るはずがありません。普通は、

「その会社の仕事に、英語がどう必要なのか」

「英語が話せる社員が増えることが会社の将来にどういう利益をもたらすのか」

といった短期・中期・長期視点でのプランを提示し、英語を習わせる必要性を示さなくてはなりません。それなのに、なぜか親は、自分の子どもには「なんとなく習わせる、塾に行かせる」といった、不合理でおかしなことをやってしまいがちです。

次ページ教育費の内容は、家庭で決めてよい
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 憧れから一歩前へ! キャンピングカーのある日常
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 今見るべきネット配信番組
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナ時代の勝者と敗者<br>不動産 熱狂の裏側

実体経済の悪化を尻目に、国内外から熱い視線が注がれる日本の不動産。業界の雰囲気とは対照的に、上場不動産会社の株価は軒並み軟調です。コロナ後の新常態で誰が笑い、誰が泣くのでしょうか。現場の最新情報を基に不動産市場の先行きを展望します。

東洋経済education×ICT