これを英和辞典だけに頼ると、discuss 「論議する」、argue 「議論する」と書かれていて、その違いがはっきりとはわからない可能性があります。
恥ずかしいカラダの関係
横浜のある企業での研修のことです。たまたま月曜日でしたので、週末は何をしていたのかを研修生に尋ねました。すると、研修生のひとりタロウさんが、同じクラスのジロウさんと、日曜日に一日中ダーツをしていたと言うではありませんか。研修中は、ふたりが親しそうに話したり、一緒に帰ったりしているのを見掛けたことがありませんでしたので、プライベートまで付き合いのある友人だとは筆者も気が付きませんでした。Are you guys good friends? (ふたりとも仲よしなんだ?)と聞くと
(はい、オレたちどっぷりカラダの関係なんです)
とタロウさんが先ほどのintimateを使ったのです。もちろん「仲よし」というつもりで言ったのでしょう。ネーティブだったら、友だち以上の関係だと誤解してしまうかもしれませんね。そこで、すぐにintimateの意味を説明すると、タロウさんが
とまた惜しい間違い。
shamefulは確かに「恥ずかしい」という意味ですが、物や行動を描写して「恥ずべき」という意味で使います。自分が恥ずかしく感じているときにはashamed「恥じている」という単語を使いましょう。
Mr. Yamada is ashamed of his conduct. (ヤマダ部長は、自分の行動を恥じている)
ただ、このashamedは「(悪いことをして)恥じている」という意味で、社会的な恥や道徳的な恥のようなことについて「〔人間として〕恥じている」ときに使います。人前でうっかり間違いをして「恥ずかしい」というときにはembarrassedが適切です。
皆さんも機会があったら、ぜひ日本語の訳を当てて覚えている単語の意味を、英英辞典で調べてみてください。普段よく使うようなとても簡単な単語でも、意外な発見があるかもしれません。特に、概念を表すような抽象名詞や動詞、形容詞などは、日本語訳と英単語本来の意味とでズレがあることが多いので要チェックです! ちなみに物の名前を表す固有名詞や物質名詞などは、英和辞典のほうが効率的ですね。
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