海外に行かずに外国語を習得した人の「習慣」

純ジャパニーズ×英語ネーティブの日米対談

若い人に向けてアドバイスをするなら、「仕事ができるくらいの語学レベルを目指すべき」
英語をマスターするために確実な方法とは? 多くの人が思い浮かべるのは、英語圏への留学ではないだろうか。ただし、留学となるとやはりハードルが高すぎる。外国に留学をしないで、仕事で専門的に使えるレベルに自分の英語力を到達させることができるとしたら……。
そんな方法を自ら実践し、海外生活なし、留学経験なしのままニューヨークタイムズの記者になったのが上乃久子氏。新著『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法』には、英語を習得する際に役立つ勉強法が数多く紹介されている。
外国語をマスターするための秘訣は何なのか? 上乃氏の元上司で、現在はジャーナリストとして活躍するマーティン・ファクラー氏(最新刊『世界が認めた「普通でない国」日本』)との対談を通じ、英語を習得するための秘訣に迫る。

外国語ができれば、さまざまなチャンスが巡ってくる!?

上乃:普段はカジュアルな話ばかりしているので、緊張しますね(笑)。

ファクラー:支局では、そうだったね(笑)。

上乃:私がニューヨークタイムズに入社したのが2012年。入社前に面接をしてくれたのが、当時支局長のファクラーさんでした。

ファクラー:日本では英語を話せる人がだいぶ増えたけど、まだまだ人材が豊富ではありません。だから上乃さんみたいな人は、日本では本当に希少なんですよ。逆に言うと、英語をしっかり学んで、それを仕事で使えるレベルにまで上達させれば、さまざまなチャンスに巡り合えるとも言えますね。

上乃さんは英語もできるけど、それだけでなく、あきらめずに情報を探り出す力がある。それから言われたことを鵜呑みにしないところも信頼できた。

上乃:I always doubt!(いつも疑う!)(笑)素直じゃダメ。

ファクラー:そういうところがジャーナリストには必要だよね。たとえば、「経産省がこんな発表をしました」で満足していたら、アメリカのジャーナリズムでは通用しません。公式発表の裏に別の事実が隠されていないかチェックする必要がある。これを理解している人はいるんだけど、実行している日本の記者は本当に少ない。

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