「歴史の教え方」は、日米でどう違うのか? リベラルアーツ流の「考え方を考える」授業

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アメリカの大学というと、ハーバードなどのアイビーリーグばかり注目されるが、ほかにも一流校は多い。その代表格がリベラルアーツカレッジだ。知識詰め込み式ではない、考える力を養う教養教育により、多くのエリートを輩出している。トップリベラルアーツカレッジではどのような授業が展開されているのか。東大をやめ、全米No.1のリベラルアーツカレッジに入学した著者が、現地からレポートする。

 

楽しかった夏休みが終わり、二年目の生活の始まりです。一年目を乗り切ったからには、二年目からは楽になっていくだろうと思っていたのですが、二年目の生活は、一年目とは違った大変さがありました。

3か月間の夏休みを日本で過ごし、英語にほとんど触れてこなかったので、久しぶりの膨大な量の英語のインプットとアウトプットに圧倒されてしまいました。

読むのが遅くなりましたし、読んでも英語がすんなり入ってきません。ペーパーに関しても、熟考する前に枚数分だけ書いて、読み直して「全部ボツだ」と思って書き直す、という非常に効率の悪いことをやってしまいました。いかんせん外国語です、常に読んだり書いたりをしない限り、すぐにダメになってしまうため、一年目と同じくらい、留学生活に慣れるのに時間がかかりました。

一度留学したからといって英語がものになるわけではなく、意識してその後も英語と付き合っていかなければ、錆びついてしまうのだなと痛感しました。

アメリカで日本の歴史を学ぶ意味

さて、今学期(2年生の1学期目)の授業をいくつか紹介したいと思います。

1. HIS 321: The U.S.-Japan Relations(日米関係)

入学したばかりの時は、アメリカで日本のことを学ぶ意味はあまりないと思っていました。なぜなら、せっかくアメリカに来たからには日本では習えないようなことを習いたいし、日本について学びたいなら、日本で学ぶのが一番だと思っていたからです。

しかし、去年の春学期に履修した国際関係論の授業で原爆についてディカッションをした際に、アメリカでは原爆に関して日本と全く違った解釈がされていることを知りました。そこで、歴史とはただの事実なのではなく、そこに解釈が加わったものだから、日本について日本だけで学ぶというのは、不十分なのではないかと感じるようになりました。

また、それぞれの国が、近現代史をどのように解釈しているか知らない限り、相互理解なんて無理だなと思い、アメリカから見た日本を学ぶという意味で、この授業を取ってみることにしました。

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