アメリカで学ぶ日本近現代史
この授業では、ペリーが来航してから現代までの日米関係史を、様々な文献や映画を見て学びます。ペリーの時代でしたら福沢諭吉、堀田正睦、会沢正志斎、ペリー、ハリスらを読みます(日本人の著作は英訳で読みます)。第二次世界大戦でしたら、ジョン・ダワー、ジョン・ハーシー、入江昭、近代では、雑誌『フォーリンアフェアーズ』の記事など、日米どちらの視点も入れた多様な文献を読みます。これらに基づいて、授業中はディスカッションを行います。
高校までは、教科書を読んで、事実関係を把握していくというスタイルでしたが、この授業では、日米どちらの視点を学ぶこともできます。さらに、ディスカッションを通して、アメリカの学生がどのようにそれを捉えているかが分かるのでとても新鮮です。
また、縄文時代から始まる古代中世に重きをおいた歴史教育を受けてきたので、この授業では、時間をかけて近現代史学ぶとてもよい機会となりました。
3.HIS 219 Germany in the Twentieth Century(20世紀のドイツ)
この授業は、前々からすごくドイツに興味があったのと、The U.S.-Japan Relationsとリンクするところがあるかもしれない、と思って取ってみました。とても人気のある先生なので、40人くらい生徒がいるのですが、授業はディスカッションのみで行われます。
この授業では、Pulzerという人の書いたドイツ史概観のようなリーディングをもとに、簡単に時代背景を皆で確認した後、その他のリーディングに関してディスカッションをします。先生が全体ディスカッションをリードしたり、4人くらいのグループに分けて話し合ったりするなど、人数が多いながらも色んな人が授業中に話せるように工夫されています。
とある日の授業の前には、以下のようなメールが送られてきました。
メッセージに従い、早速、トーマス・マンの『ドイツ共和国について』を読んだのですが、1回目は、わからない単語ばかりで挫折し、2回目は、単語の意味は全てわかっても何が言いたいのかはよく分からず心が折れ、3回目は、なんとなく分かった気になり、4回目は、やっぱり違ったことに気がついて落ち込むことになってしまいました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら