「ムダな洋服」をつい買ってしまう人の盲点

高額なうえに場所も取る、買い物の鬼門

大事なおカネをムダにしないために知っておくべき鉄則とは?(写真 : muku / PIXTA)

桜の便りが聞こえる頃になると、われわれの生活スタイルも春モードへと切り替わる。衣替えもかねて、春物の服を買おうと計画している人も多いだろう。同時に、決算セールや冬物処分バーゲンといった文言が店を飾る時期でもある。ついついサイフの口が開きがちだが、大事なおカネをムダにしないために知っておくべき鉄則を紹介しよう。

バーゲンは「オトクの罠」の宝庫

この連載の記事一覧はこちら

「オトクには罠がある」。私がたびたび伝えている言葉のひとつがこれだ。特にバーゲンはこの「オトクの罠」の宝庫と言える。

行動経済学によると、人は1万円をもらった時の喜びより、1万円を損した時のダメージのほうをより強く感じるという。とにかく損をすることを嫌うのが人間のさがなのだ。

ところが、損をしたくない心理が、かえって損を呼び込むことがある。それが罠の正体だ。ネット通販の送料を払いたくないから一定の金額になるまで不要なものまで買ってしまう。1着だけ買いに行ったはずの服を10%オフになるからと言われ、合計3着買ってしまう。どちらも、もともとの予算よりも多くおカネを払わされているのだが、「無料」「割引」というフレーズに惑わされてしまうのだ。トクしたつもりでも、予定以上のおカネを使ってしまった時点で、明らかにそれは「しなくてもいい出費」、つまりムダ遣いをさせられたということになる。

こうならないためには、感情ではなく勘定で計算すること。送料無料や3着1000円といったいっけん得になりそうなもののために、いくら財布からおカネが出るのかを冷静に数字で確認するのだ。当たり前のようだが、買い物熱が盛り上がっていると、それができない人が意外と多いのではないだろうか。

次ページ3という数字は人を迷わせやすい
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 子どもを本当に幸せにする「親の力」
  • 最新の週刊東洋経済
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大物経営者でも容赦なし<br>株主総会で支持率低下続出

LIXILグループなど、株主総会における株主提案が存在感を増している。取締役選任決議を独自に調査し、否決5人を含む賛成率の低い30人と、対前年で賛成率悪化幅の大きい200人のリストを掲載。社外取締役に対する株主の視線は厳しい。