無事に意思の疎通がかない、どちらからも感謝はされましたが、これからさらに外国人が増えてきたら大変ですよ、店員さん。英会話、しっかりやっておいたほうがいいです!
注文していないお通しが到着
10分ほどすると例の店員さんが戻ってきて、アメリカ人観光客3人組を席に連れて行きました。先ほどの混乱はなかったかのように、とにかく陽気に
と案内していました。たとえ英語がつたなくても、堂々と、ニコニコして、とても理想的な接客。これなら相手も嫌な気がしないはず。言葉以上に印象って、やっぱり大切ですね。
それから5分もすると、別の店員がやってきてヤマダさんと筆者もようやく席につけることに。
そこに何か意図があったかどうかは不確かですが、案内されたのは例のアメリカ人グループの隣。Hey!(あー!)なんて向こうにも気づかれてしまい、うれしいような、そうでもないような。「観光客の通訳しながら飲むなんて……」と言ったら、怒られてしまいますね。ボランティアで訪日外国人をおもてなしする方たちがいるのに、英語にかかわる仕事をしながら「嫌だ」なんて、万が一思っていても言えません。
飲み物を頼もうと注文ボタンを押すと、ちょうどアメリカ人たちの飲み物を持って店員が歩いてきたところでした。例の店員さんではなかったので、特にさっきの店員さんが「外国人担当」というわけではないのですね。
「はい、ただいま! 少々お待ちください!」とこちらに言いながら、隣にビールとお通しを置いていきます。彼も若い店員さんで、アルバイトの学生さんのようです。「キミも英語、がんばれ!」と無言のエールを送りました。
するとここで、アメリカ人のひとりがお通しを眺めながら、いぶかしげにWe didn’t order these.(これ注文してないけど)と言い出します。出ました! 筆者も、居酒屋初体験の外国人に何度説明したことか……。でも、最近は日本人ですらお通しを断る人がいるそうですからね……。
どうなるのかと内心ヒヤヒヤしていたら、とても英語が上手な店員さんで、流暢にお通しのことを説明していました。
すばらしい。でも、論点はそこではないのですよね。彼らの心配事はお支払いですよ……。
すると、予想どおりAre they free?(無料ですか?)とたずねるアメリカ人。ほらねー。
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