外国人客が激増?超使える5つの「接客英語」 本当に「気が利く」表現はこれだ!

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英語での接客が不安な人は要チェック! 簡単にできる「接客」英語フレーズをご紹介(写真 : ドジョウ / PIXTA)
ここ数年、右肩上がりで増え続け、2015年は過去最高の1900万人を突破したとも言われる訪日外国人。佐賀県や三重県などでは、1年前に比べて2倍以上の外国人が訪れたというデータもあるなど、日本各地で外国人旅行者が増えています。
その一方で、ショッピングや食事などの際に、言葉が通じないことで不自由を抱える外国人観光客も多く、英語が話せる店員がいたり、英語のメニューがあるレストランなどにお客が集中するという例も散見されます。最近では、オンライン旅行サイトに英語で書かれた口コミを参考にお店を選ぶ外国人客が急増しているため、一人に英語で対応したことで、芋づる式に客が増える、なんてことも。
英語に対応できるお店はまだまだ少ないため、「英語で接客ができる」ということは、旅行者にとってもお店にとっても大きなメリットとなるのです。そこで今回は、『ゼロから話せる 接客のひとこと英会話』の著者であり、接客の英語を専門に企業研修などで英語を教える菅野有花さんに、簡単にできる接客の英語フレーズを紹介いただきます。

 

「接客の英語」と聞くと、「英語で日常会話もできないのに、難しい!」と思ってしまう方も多いかもしれません。

そんな方は、まず日本語での接客を思い浮かべてみてください。商品を販売する際に使う単語は、「いらっしゃいませ」「何をお探しですか?」「ありがとうございます」など、決まり文句が多いのが特徴です。

趣味や休日の予定など、幅広い話題が飛び交う日常会話と違って、一度覚えてしまうと、同じフレーズを使いまわすだけなので、非常に簡単に習得ができるのです。

特に、英語圏では「丁寧な接客」よりも「フレンドリーな接客」が好まれます。日本のように「敬語・丁寧語」にこだわらなくてもよいので、まずはシンプルな表現から覚えていきましょう。

「いらっしゃいませ」は、HiでOK!

まず、接客といえば「いらっしゃいませ」ですね。

学校ではよく、May I help you? というフレーズで紹介されますが、実は英語圏には「いらっしゃいませ」という単語はありません。

この表現は、どちらかというと「お伺いいたしますか?」というニュアンスの言葉で、お客さまの要望を聞く場合によく使います。入店された直後にこう言われると、ちょっとひいてしまう人もいるかもしれません。

入店された方には、まず笑顔でHi.もしくはHello! とお声かけをするのがおすすめです。お客さまにとってもプレッシャーが少なく、商品を見やすい印象を与えます。

その後に、お客さまの様子をうかがって、もっと詳しく商品を見たそうなお客さまには、May I help you?「お伺いいたしますか?」とお声かけをすると、お客さまを気遣って対応している雰囲気が伝わります。

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