人材大手パソナグループのキャプラン社がベトナムとインドネシアで「日本流のマナー」を地場の人材に紹介するセミナー事業が好評だ。なぜ今、「日本流のマナー」への需要が高まっているのか、その背景を探る。
「おもてなし研修体験セミナー」とは?
人材大手パソナグループのキャプランは、6月から、ベトナムのホーチミンとハノイ、インドネシアのジャカルタで「おもてなし研修体験セミナー」を開催した。現地に拠点を置く日系企業で働く現地採用の従業員が対象で、日本流のビジネスマナーを座学・実践を通じて伝えることが目的。参加した企業はホーチミンでは20社35名、ハノイが17社34名、ジャカルタが14社25名。飲食店やホテル、ショッピングモールなど、対面で接客を行うサービス業に携わる企業からメーカーや商社等、多岐にわたった。
セミナーはキャプランが定める「ビジネスパーソンに求められるビジネスマナー」の基本5原則、「挨拶・表情・身だしなみ・言葉遣い・態度」に沿って行われた。航空会社のキャビンアテンダントとして30年以上ビジネスマナー等の経験を持つベテラン講師が担当。講義は日本語で行われ、パソナの従業員が参加者に現地語で通訳をする形で伝えられた。
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