iPhoneの充電、ぐんと高速化する簡単裏技 まずは充電器を「iPad用」に替えるのが鉄則

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ちょっとしたコツでiPhoneを今よりももっと速く充電できるようになる(写真:筆者撮影)

寝る前にうっかり充電するのを忘れてしまい、いざiPhoneを使おうと思ったら、バッテリーがほとんど残っていない――こんな経験はないだろうか。仕事中に充電できず、気づいたときには、すでにバッテリーがゼロになりかけていたという人もいるかもしれない。

かく言う筆者も、1年のうち何回かは充電を忘れてしまい、出先でコンセントなどを探すことがある。いくらiPhoneが高性能でも、バッテリーがなければ文鎮と同じ。外出時など次にいつ充電できるかわからないときは、できるだけバッテリーは100%に近づけておきたいところだ。モバイルバッテリーを持ち運ぶという手もあるが、荷物が増えるうえに、普段使っていないと、そのモバイルバッテリー自体が空になっていることもある。

外出までに時間があれば、それまでの間だけ充電することはできる。ただ、通常の充電方法だとゼロから満充電までには、iPhone 7で2~3時間はかかってしまい、10分程度だとバッテリーが10%増えるかどうかといったところだ。逆に言えば、この時間を短縮できれば、もしうっかり充電を忘れてしまっても、よほど直前でなければリカバリーすることができる。今回は、そんな失敗を未然に防げる、「高速充電」の裏技を紹介していこう。

1.充電器をiPad用のものに変更する

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iPhoneの本体に付属しているUSB式の充電器は、シンプルかつコンパクトで使い勝手がいいが、一方で、充電器としての性能はあまり高くない。電圧5V、電流1Aの5W出力という仕様は、日本で最初に発売されたiPhone 3Gの頃から、まったく変わっていない。その間、iPhoneは本体サイズの大型化に伴い、バッテリーの容量も上がり、公式には非公開ながら、iPhone 7では1960mAh(ミリアンペア時)、iPhone 7 Plusでは2900mAhのバッテリーを搭載していると言われている。

iPhone 3Gでは1150mAhだったため、iPhone 7で2倍弱、iPhone 7 Plusで3倍弱の容量になっているにもかかわらず、給電のための充電器の仕様はずっと同じなのだ。これでは、バッテリーが満タンになるまでに、時間がかかってしまうのは仕方がない。一方で、iPhone側の仕様は、より出力の大きな充電器を受け入れられるようになっている。つまり、充電器を替えてしまえば、より高速に充電できるというわけだ。

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