iOS 9までは通知センターと同じエリアに表示され、イマイチ使い勝手が悪かった「ウィジェット」だが、iOS 10になってユーザーインターフェースが大きく改善された。iOS 10からは、ホーム画面の1画面目で、右方向にフリックするだけでウィジェットが現れるようになり、より呼び出しやすくなっている。以前の使いづらいイメージのまま、使わないでいるのは宝の持ち腐れだ。
ウィジェットのメリットは、アプリを開く必要なく、情報を一覧できるところにある。ニュースや天気予報など、まとめてチェックしたい情報をウィジェットとして設置しておけば、ホーム画面を右フリックするだけですべてを一気に見ることが可能だ。アプリを一つひとつ開いていくより、動作が少なくて済むのは大きなメリットといえるだろう。
標準でもいくつかのウィジェットを搭載しているが、アプリの中にウィジェット機能を持つものもある。これらを組み合わせれば、より自分好みのウィジェット欄ができるはずだ。そこで今回は、ウィジェットを使いこなす技を解説する。設定方法だけでなく、オススメのウィジェットも紹介していく。
1.ウィジェットは1画面にまとめる
情報を一覧できるからといって、あれもこれもと詰め込むと、かえって視認性が悪くなってしまう。ウィジェットに設定しておく情報は厳選して、ホーム画面をフリックしたときに表示される1画面目に、必要な情報が表示されるようにしておきたい。そのほうが、情報収集の効率が上がるはずだ。
ウィジェットの設定は、設定アプリからではなく、ウィジェットを画面下までスクロールさせて行う。画面下にある「編集」ボタンをタップすると、ウィジェットを削除や追加、順番を入れ替えることが可能だ。標準では、「次の予定」「SIRIの検索候補(APP)」「NEWS」「天気」「マップ:目的地」「株価」などのウィジェットが並んでいる。
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