「モバイルバッテリー」は、これから不足する

「アンカー」が直面する危機とは?

モバイルバッテリーは、スマホを快適に使うために欠かせない周辺機器だ(写真:アンカー提供)

iPhoneが登場して10年が経ち、スマートフォンは携帯電話に取って代わった。コミュニケーション以外のさまざまなこと、たとえば写真やビデオの撮影、タクシー配車、健康管理などをスマートフォンで行うのが当たり前になっている。その結果として、スマートフォンが手元で稼働し続けていなければならず、われわれが気遣わなければならないことも増えた。

通信量の上限が決められているのであれば、毎月月末まで、その通信量を使い切らないように管理する必要がある。そしてバッテリーは、少なくともわれわれが起きて活動している時間帯は、残量を管理し、端末が使える状態にしておかなければならない。

デバイスの性能や価値を左右する

2016年のニュースを振り返ると、バッテリーはしばしば、その中心にあった。

サムスン電子「GALAXY Note 7」はバッテリーから発火する事故が相次ぎ、端末は販売停止となった。また、アップルの新型MacBook Proは、バッテリー持続時間を理由に、消費者団体が発行する『Consumer Report』誌で発売当初、推奨を受けることができなかった。

われわれは、スマートフォンやノートパソコン、デジタルカメラや電気自動車に至るまで、バッテリーに囲まれて生活している。そのため、バッテリーはデバイスの性能や価値を判断する重要な材料となっている。

他方、バッテリーを充電したり、外部バッテリーを持ち出して出先で充電する需要は高まる一方だ。そうしたビジネスの中心にいる企業であるアンカーで日本代表を務める井戸義経氏に、2016年、そして2017年以降のモバイルバッテリーを中心としたビジネスについて、話を聞いた。

次ページアンカーはどのように成長を遂げたか
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 今見るべきネット配信番組
  • コロナ後を生き抜く
  • 若者のための経済学
  • 憧れから一歩前へ! キャンピングカーのある日常
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「雑談で笑いを取れない人」が知らない基本原則
「雑談で笑いを取れない人」が知らない基本原則
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激動相場に勝つ!<br>株の道場

6月18日発売の『会社四季報』夏号が予想する今期業績は増収増益。利益回復に支えられる株価が上値を追う展開になるか注目です。本特集で株価が動くポイントを『会社四季報』の元編集長が解説。銘柄選びの方法を示します。

東洋経済education×ICT