下半身太りを招く「浮き指」を知っていますか 3人に1人に症状がある!
寒さもいよいよ厳しくなり、ブーツをはく機会が増えてきた今日このごろ。ガッチリムチッとした膝下の太さ、ガンコな足の冷えやむくみが気になっているという人も多いのでは? 実はそういった悩みには、ある症状が大きな原因となっていたのです。それが「浮き指」。
現代では女性の3人に1人、男性の2人に1人が浮き指になっているとか。
そこで浮き指研究の第一人者である笠原巌先生に、浮き指症状の詳しい解説と、自宅でできるカンタン矯正エクササイズをお聞きしました。
浮き指が招く、さまざまなリスク
浮き指(指上げ足)とは、立ったり歩いたりする際に、足指が浮いていてしっかりと踏ん張っていない状態にあることを指します。かかと、足指の付け根、足指が接地した三点歩行ができていれば、足裏全体とひざ下だけで体重を支え、歩く度に発生する衝撃とねじれを吸収無害化することができます。
しかし、足指が浮いていると、重心がかかとに片寄り、かかとと指の付け根だけの二点歩行になるため、左右差も起こり、足裏がグラグラと不安定になります。その不安定さをカバーしようと、太ももやお尻などの大きな筋肉が発達したり、ふくらはぎやすねに余計な力が入ってパンパンに張ったりします。一度付いてしまった筋肉は疲労しないよう脂肪を蓄えるため、脚はどんどん固く、太くなっていくという負のスパイラルに。
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