「女性ホルモン」の知識は、男性にも不可欠だ 経済活性化のカギはホルモンケアにあった

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6月9日、ブリヂストン本社で開催された「女性の健康に関するリテラシー向上セミナー」。ホルモンケアに関してはなかなか社内で話題にしないテーマだが、講師の話術もあって和やかな雰囲気で進行した

4月に女性活躍推進法が施行され、企業は組織改編や専門部署の創設、セミナーの開催など、さまざまなアクションを始めている。女性のキャリアアップや業務範囲の拡大、管理職への登用などにフォーカスした取り組みが多い中、「女性の健康」への意識を高めようとしている企業も増えている。そうした動きをサポートしているのが「ホルモンケア推進プロジェクト」。ホルモンと仕事の関係、ホルモンケアとは何か。先日行われた企業向けセミナーを紹介する。

「今日、生理痛がひどいのでお休みします」。男性管理職諸氏は、部下の女性からそのような連絡を受けた経験があるだろう。「生理って、会社に来られないほど大変なの?」と思った人もいるかもしれない。個人差はあるが、女性の体は想像以上に繊細にできている。毎月やってくる生理で体調を大きく崩すことは大いにありうる(ズル休みをしたことがある女性は反省するように)。女性ホルモンによって、体のメカニズムがデリケートに微調整されているのだ。

立ちはだかる女性ホルモンの壁

世界に先駆け、猛スピードで少子高齢化社会を迎えている日本は、労働力の確保が深刻な問題になりつつある。強い経済を作るには、女性の雇用拡大が必須となってきた。社会に出て活躍したい、キャリアアップしたいと願う女性には、ようやく機が熟した、チャンス到来といったところだろう。今こそ、そうした政府のもくろみはどんどん活用すればいい。ただし、そこには「女性ホルモン」という壁が立ちはだかっている。

女性がベストパフォーマンスで業務をこなすために必要なことは、制度もチャンスも重要だが、第一に彼女たちが健康であることだ。そのためには、ゆらぐ女性ホルモンについて知り、自分なりの対策を行うことが必要不可欠。女性を経済成長の労働力に組み込むためにも、女性ホルモン対策が重要になってきている。

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