女性活用ベタの会社が、「お先真っ暗」な理由

管理職に「時間的制約」は、本当にNGなのか

女性活躍推進は、今や企業にとって「切羽詰ったもの」なのです(写真:kou / PIXTA)

みなさん、こんにちは。女性活躍推進コンサルタントの清水レナです。

女性活躍推進法の成立でてんやわんやになっているであろう企業経営者の皆様、管理職を目指すことにしり込みしている女性社員の皆様、そして自分は関係ないと思いがちな男性社員の皆様へ、今回は女性管理職が増えることによる「会社の利益」について、解説していきます。

そもそも政府はなぜ、成長戦略の中核をなすテーマとして「女性活躍推進」を、こんなにも声高に叫んでいるのでしょうか? それには「そうせざるを得ない」きちんとした理由があるのです。

もはや「女性のための施策」にとどまらない!

清水さんの著書『輝く会社のための女性活躍ハンドブック』も発売中

人口減少と高齢化の加速に伴い、2060年の日本の労働力人口は現在の半分ほどに激減すると推測されており、これまでのような日本人男性のみに頼った企業経営は、どんどん難しくなります。

「まだまだ先のこと」と思うなかれ。2015年現在においても、すでに建設や運輸などの業界で人手不足が深刻な状況になっていることは、みなさんもニュースなどでご存知のことでしょう。

かつては大企業を中心に自社のブランド構築や福利厚生を目的として「女性にやさしい」「女性のための」という位置づけで語られることがほとんどだった女性活躍推進が、今は切迫した人材枯渇を乗り越えるためにどの企業にも欠かせない施策になっているのです。

そうなってきたからには、女性だけに頑張らせるのではなく、企業も男性も当事者意識を持って女性活躍推進に取り組まなくてはなりません。自分のデスクの周りを見回して、まだまだ男女の活躍の格差が大きいと感じるなら、すぐにでも取り組みを始めたいもの。女性が活躍できない会社が立ち行かなくなる未来は、すぐそこに来ています。

次ページ女性中途社員の奪い合いは、すでに始まっている
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激突! アサヒvs.キリン<br>「正反対」のビール戦略

2020年に豪州最大のビール会社を買収するアサヒグループHD。国内縮小を見越し「スーパードライ」集中でグローバル化を強化する。一方、キリンHDは化粧品・健康食品のファンケル買収などで多角化を推進。正反対の戦略の成否は? 両社トップに聞く。