年代を問わず女性の肌悩みのトップにランクされるものといえばシミでしょう。一口にシミといっても種類があり、ケアの仕方も違ってきます。今回は、シミ治療の実際について、ご紹介します。
大きく4つに分けられるシミの種類
① 老人性色素斑:紫外線によってできるシミ。女性がシミといって気にするものの半分以上はこのタイプ。数ミリから数センチ大の丸っこいシミで、頬など紫外線を受けやすい部分からできることが多い。定着したものは、レーザー治療でないととれない。
② 肝斑(かんぱん):女性ホルモンのバランスが崩れたときにできるシミ。頬骨の部分に沿って左右対称にできる。丸っこいシミでなく、太い刷毛で塗ったような大きなシミ。トラネキサム酸という内服薬が効くことがある。
③ 炎症性色素沈着:ニキビの痕などがシミになって沈着したもの。境界線がぼやけている。レーザー治療は不向きで、ケミカルピーリングや美白化粧品が有効。
④ 雀卵斑(そばかす):遺伝的な体質でできるもので、10歳頃から現れてくる。鼻を中心に1ミリ程度の大きさのシミが散らばったようにできる。よく見ると一つひとつが丸でなく三角や四角い形をしている。レーザーやIPLなどの光治療で除去できるが、紫外線に当たると再発しやすい。
シミができるとまず美白化粧品を塗ってみるという人が多いですが、どんなシミにでも効くわけではないので気をつけましょう。比較的効くのは②③のタイプのシミです。
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