紫外線が気になる季節になりました。言わずと知れた、紫外線は肌の敵。日焼けから肌を守るにはまずは日焼け止め、と思う人が多いですね。
でもちょっと待ってください。「日焼け止めを塗れば焼けない、塗らなければ日焼けする」というふうに、簡単に考えている人はいませんか。現実は、そう甘くはないのです。
日焼け止めを厚く塗るより効果的な方法
日焼け止めにはSPFとPAの数値が表示されています。簡単にいうと、SPFはUVB(紫外線B波)、PAはUVA(紫外線A波)それぞれに対する防御指数です。最近ではSPF50⁺、PA∔∔∔∔と最強のものもドラッグストアで簡単に手に入り、数値が高いものさえ塗っていれば安心と思う人が多いですが、そこには落とし穴があります。
この数値は、皮膚1平方センチメートル対して2ミリグラム日焼け止めを塗ったときの数値として表示されており、塗る量がこれより少ないと効果は激減します。たとえば顔全体でいうと、500円玉大くらいの日焼け止めを塗らないといけないということになりますが、実際には多くの女性がこの3分の1~4分の1程度の量しか塗っていないと言われます。
また、肌に塗った日焼け止めは、紫外線と反応したり汗と混じったりすることで、効果が薄れていきます。よって、2時間おきくらいに塗り直しが必要になります。500円玉大の日焼け止めを2時間おきに重ねていくと、重く感じて不快になるでしょう。つまり、あまり現実的な話ではありません。
顔の場合は、パウダーファンデーションをしっかり塗っておけば紫外線を遮断するので、日焼け止めを厚く塗るよりもそのほうがおすすめです。
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