それから話を切り上げるタイミング。状況にもよりますが、パーティなどではタイミングが難しいことがあります。でも、同じ人とずっと話しているのではなく、5分くらいしたらさりげなく終わらせるのがベストでしょう。話の切れ目で
のように言って握手をして別れるとよいでしょう。
話の切れ目が見つからないときには、I have to… や need to… というフレーズがとても便利です。
I’m sorry, I need to talk to Daisuke overthere. Well, it was nice talking to you, Fred. (ごめん、あそこにいるダイスケに話があるんだった。フレッド、話できてよかったよ)
何か理由を見つけて、話の途中でも謝りながら中断してしまうのも手でしょう。もうすでに十分に話したあとなら、そんなに失礼にもなりません。
あくまで、さり気なく
さらにさりげなくするためには、ひとこと話した内容を取り上げてコメントすると誠実な感じがします。
I really enjoyed talking about whisky. I want to talk to you again. (ウイスキーの話、面白かった。また話そうよ)
ですから、何の話をしたのかきちんと覚えておくのも大切です。ここで少し気の利いたことが言えるだけで、相手に残す印象が変わりますので、特にまた会うことがありそうな方には気を遣っておく方が無難です。
エレベーターでネクタイを褒められて思い出したことがあります。アメリカにいたころ、筆者は人事で採用担当をしていました。あるとき、会社説明会の会場だったホテルのエレベーターで、やはり今回のように知らない人にネクタイを褒めてもらったのです。そのときに、「色がいいね」と言われたあと、It’s an interesting design! What is that? (変わったデザインだね。何のデザイン?)と聞かれたのです。
無地のネクタイだったので、模様ではなくてネクタイの形のことかと思ったのですが、いたって普通のネクタイなのに……?筆者は首を傾げたあと、「デザインて何の?」と尋ねようと、ネクタイをつまみながら視線を下すと、なんと朝食に食べたヨーグルトがネクタイのど真ん中に落ちて、少し流れて途中で止まった状態で固まっていたのです。もっこりと3Dになったヨーグルトをつけたまま、説明会をしていたのですが、誰か気づいていたのでしょうか……。
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