「英国王室」の真実をどれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる蘊蓄100章

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21. また54の加盟国からなる王室属領と海外領土の「元首」であり、イングランド国教会の「首長」も務める

22. 1926年生まれの彼女は2007年には高祖母ヴィクトリア女王の記録を抜き「英国史上最高齢」君主となった

23. 齢90歳ながら現役の女王であるエリザベス2世だが、彼女は在位期間でも「英国史上最長在位」の君主である

24. 日本の皇室とは異なり、英国王室メンバーはその収入を代々継承する領地・個人資産の運用で自ら得ている

25. かつては国会承認で王室費の一部がサポートされていたが2013年に停止。それでも王室は安泰といわれる

26. 王室は1983年からロンドン塔の財宝の観覧入場料を徴収していたが、93年からバッキンガム宮殿でも徴収

27. 王室不在時はウィンザー城などでも有料観覧があり、王室領の不動産地代やテナント料でも高額収入を得る

リージェント・ストリート(写真:NISHIDA Ginji / PIXTA)

28. 日本の銀座ともいえるリージェント・ストリートの場合、テナント料は1軒当たり6500万円×店舗数1万軒とも

29. 加えて本国内の海岸線にある全土地のうち55%が王室の所有で、風力発電会社にも有料リースしている

30. また「王室御用達許可」とは別に、王室メンバー自身が商品開発を手がけ年間収入100億円以上を稼ぎ出す

英国王室の資産は?

31. ウォール・ストリートジャーナルは英国王室を「85歳の女性CEOが経営する非上場の株式会社」と表現

32. 英国王室の資産は、女王の住居でもあるバッキンガム宮殿のほか、別宅ウィンザー城、ケンジントン宮殿

33. アスコット地方の土地、大英帝国王冠、ロンドン塔、王室御用達ブランド商品開発契約金など推計約1兆円

34. 米国フォーブス誌によると、エリザベス2世の個人資産だけでも約500億円にのぼるといわれている

35. 一方で、王室が賄う出費も少なくない。年2回の晩餐会と年に数十回行われる園遊会には5万人を招待

36. 食器費用だけでも一人15万円といわれ、料理・シャンパン代など関連費用は年間2億円を下らない

37. 年400回にも及ぶ公務の移動費は、専用ヘリコプター、王室専用列車、公用車、馬車の維持を含め約8億円

38. ハンプトン・コート宮殿など王室所有の建築物70件の維持費、500名に及ぶスタッフ人件費も捻出している

39. 王室スタッフは通勤職員が約450名、主要施設に住み込みで働く執事やメイドが約50名といわれる

40. 給与は職種によって異なるが執事で年収1900万円、メイドで200万円、一般通勤者で200~400万円とも

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