「英国王室」の真実をどれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる蘊蓄100章

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41. 数ある王室所有のなかでも最も高貴とされるのが、エリザベス2世が居住する「バッキンガム宮殿」である

42. 1837年にヴィクトリア女王が即位し古城セント・ジェームズから移り住んで以来、英国王の公邸となった

バッキンガム宮殿(写真:gandhi / PIXTA)

43. ロンドンの中心部にあって約1万坪の敷地を誇り、舞踏会場、音楽堂、美術館、接見室、図書館なども併設

44. スイート19室、ゲストルーム52室、スタッフ用寝室188室、事務室92室、浴室78室他、部屋総数は775室に及ぶ

45. 宮殿の屋上に「王族旗」が掲げられているときは王または女王が〈在宅〉。「英国旗」の場合は〈不在〉を示す

46. 外周護衛を担当する近衛兵の交代儀式でも知られるが、7~9月に限り宮殿への一般入場も可能となっている

47. 「ケンジントン宮殿」はケンジントン・ガーデンズ内にあり、現在ウィリアム王子とキャサリン妃一家が居住

48. 宮殿の起源は17世紀に建てられたノッティンガム・ハウスだが1689年に英国王ウィリアム3世が購入した

49. 彼は当時、気管支喘息を患っており、スモッグが覆うロンドン中心部での生活を嫌ったためといわれている

50. 1981年には新婚のチャールズ皇太子&ダイアナ妃の居宅となり、ウィリアム王子はこの宮殿で育った

「王家の代名詞」である宮殿は?

51. 広大な敷地内にはほかの王室メンバーも暮らしているが、実は離婚後のダイアナの居住地もここにあった

52. 「セント・ジェームズ宮殿」はロンドンにある最も古い宮殿のひとつで、ヘンリー8世によって建てられた

53. 4つの中庭を囲むテューダー様式の赤レンガ建築で、1698年から第一王宮として行政の中枢を担ってきた

54. しかし19世紀に入ると老朽化が進み、限られた公式行事や王家の結婚式、洗礼式などに使用されるだけとなる

55. それでもこの宮殿が英国王室にとって「王家の代名詞」であることに変わりはなく、現在もその威厳は続く

56. 一方、エリザベス2世が首長を務めるイングランド国教会のシンボルが「ウェストミンスター寺院」である

57. ここでは戴冠式をはじめとする重要な王室行事が行われ、内部には歴代の王や女王などが埋葬されている

58. 2011年にはウィリアム王子とキャサリン妃の婚礼も行われ、ウェストミンスター寺院は世界の注目を集めた

59. しかしエリザベス2世&フィリップ、チャールズ&ダイアナが婚礼を行ったのはセント・ポール寺院である

60. ロンドンの南西部、経度0度0分0秒と定義される本初子午線上にある「グリニッジ」も王室特別区のひとつ

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