01. 「英国王室」とは、イギリスの国王とその家族、親族(王族)で構成される集団のこと
02. 1066年にノルマンディー公ウィリアムがイングランドを征服。ノルマン朝を樹立し英国王室の歴史が始まる
03. その後の英国王朝は、プランタジネット朝、ランカスター朝、ヨーク朝、テューダー朝、ステュアート朝と続く
04. そしてヴィクトリア女王の活躍で知られるハノーヴァー朝を経て1901年に現在のウィンザー朝が成立した
05. 王族の範囲について明確な定義は存在しないが、「陛下」や「殿下」の敬称を持つ人物は王族と考えられる
06. その指針の1つとされているのが、1917年にジョージ5世によって発布された「勅許(ちょっきょ)状」
07. これによると王子・王女の身分と陛下・殿下の敬称は、「国王、国王の子ども、国王の息子の子」が授与
08. 加えて「プリンス・オブ・ウェールズの長男の長男」にも与えられるものとされている
09. プリンス・オブ・ウェールズ(ウェールズ君主)とは、英国の皇太子にあたる人物に与えられる伝統的な称号
10. 1301年ウェールズを制圧したエドワード1世が、息子にこの称号を与えたことから王室の習慣となった
エリザベス2世は16カ国の「君主」
11. 現在の英国王室は、ウィンザー朝において4人目の君主となる「エリザベス2世女王」が率いる
12. 彼女の夫・フィリップ殿下は「王配」と呼ばれ、第一王子はチャールズ皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ)
13. 王位継承権1位はチャールズにあり、彼と故ダイアナの長男で、女王の孫にあたるウィリアム王子が第2位
14. 次に女王のひ孫にあたり2013年にウィリアムとキャサリン妃の間に誕生したジョージ王子が王位継承権3位
15. その妹で2015年に誕生したシャーロット王女が4位、チャールズの次男・ヘンリー王子は5位となっている
16. ヘンリー王子は未婚だが、女王在位中に彼が結婚し子を持った場合、その子は王子・王女の身分を有さない
17. しかし父・チャールズが皇太子から君主に即位した際には、ヘンリーの子にも王子・王女の身分が与えられる
18. 男性王族と結婚した女性は、庶子であっても「夫の爵位・称号に対応する夫人としての称号」を与えられる
19. 一方、女性王族と結婚した男性は特別に爵位・称号を賜らないかぎり王族特有の敬称を名乗ることはできない
20. 現在、エリザベス2世は、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国を含む16カ国の「君主」である
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