ドイツのクリスマスは知れば知るほど奥深い

その「終わり」は新年に迎える

クリスマスマーケットに、子どもも大人も心躍らせる季節がやってきた(写真:FamVeld / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「ドイツのクリスマス」。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。
この連載の一覧はこちら

01. 「ドイツのクリスマス」は国内最大の行事であり、地域ごとに何百年も継承された独自の伝統を持つ

02. ドイツではキリスト教信者が最も多いが、現在では他宗教を信仰していても仲間や家族とクリスマスを祝う

03. 10月の最終日曜日、ドイツでは時計の針を1時間戻し、人々は夏時間から冬時間へと切り替える

04. ドイツの人々がクリスマス・シーズンを意識しはじめるのが、11月11日に行われるザンクト・マルチン祭

05. 中世の衣装に身を包み馬にまたがった男性を先頭に、ランタンを持った子どもたちが通りを行進する祭りだ

06. 先頭の男性が扮しているのは、紀元前316年に生まれ、ローマ軍の軍人を経て司祭となったザンクト・マルチン

07. 彼は善良な行いと寛容さで知られた人物で、ドイツ、スイス、オーストリアの子どもたちの手本となっている

08. かつてはこの行進の後、ガチョウ料理を食べる習慣があったが、近年ではベックメナーというパンを食べる

09. ザンクト・マルチン祭が終わり、11月末~12月25日までの4週間を「アドベント(待降節)」という

さぁ、クリスマスだ!

10. これはクリスマスに向けた本格的な準備期間でドイツの家庭ではまず「アドベント・クランツ」を用意する

モノ・マガジン2017年1月2・16日合併号(12月16日発売)。特集は『とことんマジメな日本の傑作品』などです。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

11. アドベント・クランツとは、モミの木などの常緑樹で作られたリースに4本のろうそくを立てたもの

12. 花屋でも購入できるが、多くの家庭では母親が手作りして食卓のテーブルに飾る

13. そしてクリスマスから遡り4つ前の日曜日を「第一アドベント」と呼び、朝食時に最初のろうそくに火を灯す

14. 次週の日曜日に2本目、その翌週に3本目……と、日曜日毎にろうそくを増やし、クリスマスの訪れを待つ

15. もう一つのお楽しみが「アドベント・カレンダー」だ。これは12月1日~24日まで限定の特別なカレンダー

16. 各数字の部分が「窓」になっており、一日一日その窓を開けていくと最後にクリスマスのイラストが現れる

17. アドベント・カレンダーの起源は19世紀前半といわれるが、現在ではチョコやお菓子が入ったものもある

18. アドベントに入ると、クリスマス装飾を施した「クリスマス・マーケット」がドイツ各地にお目見えする

19. ドイツ観光局によると大都市だけでも2500以上のマーケットがあり、地方も合わせるとその規模は世界最大

20. マーケットの開催期間は毎年11月末の週末~クリスマス前までの4週間で、12月24日にはほぼ終了する

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