「集中力の続かない人」は睡眠を軽視している

ハーバード大学医学博士が明かす脳の管理法

寝る時間を削って頑張っても仕事はうまくいきません(写真:yuliang11 / PIXTA)

仕事中や会議中、居眠りせずにいるために、あくびをしたり自分をつねったり歯ぎしりをしたり舌をかんだりと、必死の努力をしたことはありませんか? あるいは、もう少しやる気や集中力を高めるために、何度もコーヒーの自動販売機に通ったことは?

ほとんどの人は、毎朝起きて、朝食をかきこむか、コーヒーを1杯ぐらい飲んで出勤するだけで、ほかに特別な準備をすることも、エネルギーを補充するための段階を踏むこともなく、一日中十分な集中力をキープできると思っています。

しかし、集中力と生産性の専門医として20年以上研究を続けてきた私からすれば、こうした生活は「だめなエネルギー管理」で見事にトップテン入りです。拙著『ハーバード集中力革命』でも詳しく触れていますが、多くの人が「エネルギー不足」を思っている以上に軽く考えているのです。

「エネルギー不足」はすなわち「集中力不足」である

もし、現在のあなたが先に挙げたような生活を送っていたとしても、気を悪くする必要はありません。エネルギーをコントロールする方法を教えてくれるような人は、会社の中を見回してみても、ほとんどいそうにないからです。

重要なのは「これからどうしていくか」です。コーヒースタンドやドーナツショップ、栄養ドリンクの販売店は、あなたの無知を大歓迎するでしょう。けれども、あなたの脳や身体は違います。エネルギーの状態が悪ければ、パフォーマンスや能力は低下してしまうばかり。そこで、私からお伝えしたいもっとも大事なルールがこれです。「エネルギーが当たり前にあるものと思わない」こと。

エネルギーが少ない状態では、油断しがちになり、一片の注意も払うことができなくなります。エネルギー不足はすなわち集中力不足です。高いエネルギーを備えることは、高い集中力の十分条件ではなくとも、必要条件なのです。

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