これは、東日本大震災の特別仕様。「東日本大震災から2年。3年目の復興へ。」が、今回の企画のテーマである。
被災地の今をしっかり伝え、今後の復興についてみんなで考えたいーー。そんな思いを胸に、僕ら復興支援室のメンバーをはじめ、ヤフー全社一丸となって、さまざまな復興支援企画を展開した。その企画のひとつが、このトップページの特別仕様というわけだ。
トップページ中央に位置するニュース欄、Yahoo!トピックスでは、いつも以上に被災地の過去と現在に関する記事を多数掲載した。
ページの下のほうには、“震災の記憶”として、東北の被災当時の様子を大きめの画像と文章で掲載した。また、復興を推し進めるクリエーターや芸能人、生産者など7人に登場してもらい、その声も紹介した。
震災後にチャリティーオークションや物販でつながった箭内道彦さんの事務所にも連絡をして、東京本社とつなぎ、コメントをいただいた。3年目を迎え、課題が複雑化している難しさを語りながら、「『違うところを尊敬し合って、同じところを大切にしたいものですね、みなさん』と言いたいですね。それはもちろん自分にとっても大きな宿題です」という言葉で締めくくっている。
石巻だけでなく、福島にも少しかかわっている自分としては、とても共感できる話。そのほかの方の声は、いずれも3.11当時を思い出してもらい、共感を生み出すための特別コンテンツだ。
前向きに、でも“お祭り感”はご法度
青空など自然の風景を、トップページのバックにしたのは、全体的に前向きなイメージにしたかったからだ。
一方、この3.11プロジェクトにおいて、決しておちゃらけた“お祭り感”を出してはいけない、と思っていた。それには、ヤフーの復興支援プロジェクト・企画プロジェクトマネージャーである井手章博、Yahoo! JAPANトップページプロジェクトマネジャーの堀口義介も同意見だった。
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