闘将の「負けてもブレない」マネジメント術

ロンドン五輪サッカー代表監督 関塚隆氏に聞く

2012年夏のロンドンオリンピックに出場したU―23サッカー日本代表監督を務め、44年ぶりのベスト4に導いた関塚隆氏。日本リーグの本田技研での社会人選手の経験を経て、早稲田大学サッカー部で監督のキャリアをスタートさせた関塚氏は、鹿島アントラーズのコーチ、そして川崎フロンターレの監督として輝かしい実績を残してきた。
若い世代のマネジメント手法をまとめた『見て、話して、ともに戦え』(文藝春秋刊)を執筆し、特に若い世代を育成してチームを勝利に導く「育てて勝つ」マネジメントに定評がある関塚氏に、新人マネジャーへのアドバイスを聞いた。

インタビューの(上)はこちら

組織のリーダーは絶対にぶれてはいけません。

ロンドンオリンピックのアジア予選は6月からスタートし、最終予選は9月からと、10カ月におよぶ長い戦いでした。その中ではいろいろあると覚悟していましたが、特に最終予選は4カ国のうち1位になったチームのみ予選を突破できるという厳しい戦いでした。

3連勝といういいスタートがきれたのですが、4戦目、最終予選での最大のライバルであったシリアとのアウェーでの対戦では、最後にロングシュートを決められて敗れてしまいました。この敗戦によって、グループのトップの座もシリアに明け渡してしまった。

予選ではつねに1位でいなければいけなかったのに、2位に落ちてしまった。さらに、試合内容もよくなかったので、選手も精神的な部分で落ちてしまった部分もありました。「監督解任」というような報道すらありましたし、非常に苦しい時期でした。

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