「アメトーーク!」、ロングヒットの秘訣

テレビ朝日の加地プロデューサーに聞く

テレビ局の2012年度(12年4月~13年3月)平均視聴率は、テレビ朝日が1959年の開局以来初の快挙を達成することが確実となった。ゴールデンタイム(19~22時)、プライムタイム(19~23時)で首位と2冠を獲得。次に狙うのは、13年1月にスタートしている年間平均視聴率で、全日(6~24時)トップも含めた3冠奪取だ。この躍進を牽引している、高視聴率番組を手掛けるプロデューサー2人に話を聞いた。第1回は加地倫三氏。

10年を過ぎても視聴率は平均12%台を維持

――「アメトーーク!」は、放送開始から10年を過ぎた今でも、平均視聴率が12%後半と23時台の番組としては高視聴率を維持しています。

視聴率をまったく気にせず番組を作っていると言えばウソになります。だが、「視聴率を取ろう!」と思って制作すると「視聴率はよくない」「番組としても面白くない」という二重苦に陥ることが多い。やりたいことをやって、とんがった番組を作り、結果、数字に結び付かないなら納得がいきます。

(c)tv asahi 

「これは、すっごくおもしろい!」と感じた自信作をつくっても、平均視聴率が伸びない時があります。ターゲットを絞りすぎたからだと思いますが、絞った分だけ刺さる人には奥までぐっと刺さります。

接触面積を広く取ると、多くの人におもしろさを届けることはできるが、針で深く刺すように奥にまでは響かない。だから、数多くの人が面白いと言ってくれる企画があって、特定の人に深く突き刺さるような企画もあり、平均すれば視聴率は12%台後半を維持できればよし、と考えています。「好調を継続する」というのが、僕のいちばんの目標です。

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