実はよく使われている「タイムライン」
「タイムライン」が登場したのは、LINEがリリースされて半年以上経ってから。すでにLINEを始めていたユーザーからは「不要なのでは」という声も上がりました。そして現在も、活用しているという声はほとんど聞かれません。LINEは1日に何度も起動するのに、タイムラインは見ない――そんな人が多いのではないでしょうか。
しかし、子どもたちはタイムラインを使います。おそらく、子どもたちが初めて出会うSNSがLINEだからです。人々がどのSNSに常駐するかは、そのSNSを利用している知り合いの数の多さが決め手となります。子どもたちの友人はLINEに最も多く存在するため、LINEに投稿すれば最も多く反応が得られるのです。
しかし小中学生が高校生になると、高校生が大好きなTwitterへの登録が始まります。親にLINE以外の利用を許可されるのかもしれません。すると、LINEは個人への連絡、Twitterは近況の投稿とSNSの使い分けが始まり、LINEのタイムラインからは少しずつ人が減っていきます。大人でもタイムラインに投稿している人がいますが、mixiから移動する先がなかったなど、LINE以外のSNSを利用していない人が多いように感じます。
では、小中学生はタイムラインに何を投稿しているのでしょうか。もちろん、近況を投稿している子もいます。「○○と一緒にディズニーランドに行ったよ!」と楽しそうな写真入りの投稿をします。Twitterのように今を伝えるというよりは、Facebookのようにあとから1日をまとめるような投稿をしています。一度の投稿に10枚近くの写真を投稿するのも当たり前。ハッシュタグや友達のタグづけもでき、「いいね」やコメントもたくさんつきます。
そして、タイムラインでの遊びも盛んです。有名なのは「ブロック大会」ですね。「スマホが重くなってきたので、ブロック大会します! ブロックされたくない人はスタンプ押してね」という画像を投稿し、友達からの愛を確かめます。でもこのブロック大会、最近は少し変化しています。それは「友達確認」という遊びです。
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