目標が変われば勉強法は変わる
さて、今回も社会人の皆さんが、どのような目標を持ってどのように学習を進めれば、英語が話せるようになるのか、また、どのような社内研修を実施すれば社員の英語力を効率よく高めることができるのか、をお話ししたいと思います。
前回は、写真を描写する問題を目標として、発話の訓練をする方法を提案しました。今回は、TOEICスピーキングテスト、ヴァーサント(英ピアソン社が開発した英語スピーキングテスト)、英検の二次試験等、ほとんどのスピーキングテストで課される、音読問題をうまく利用しながら、英語力を高める方法について考えてみます。
さて、TOEICのスピーキングテストでは、最初に音読問題が2題出題されます。画面に表示された50ワードほどのビジネス関連の文書を、45秒間声を出して練習した後に、45秒間で吹き込みます。
この問題では、ノンネイティブとして十分に相手に通じる発音やイントネーションが身に付いているかが試されます。きちんとビジネスができるレベルであれば、高いスコアが出ます。また、発音とイントネーションの「ネイティブ度」に関しては、別枠で努力目標として「HIGH/ MEDIUM/ LOW」のスケールで示されます。
近年、発音やイントネーションの機械による判定が相当に進んできています。多くのテストが、人力に加えて機械による測定を導入しており、判定の信頼性は非常に高いものになっています。
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