デキるひとを観察していると、共通してあるプロセスどおりに学んでいることに気づかされました。「はらおちステップ」と呼ばれる学びのプロセスです。「はらおちステップ」とは、自分の腑に落ちる行程を4ステップで整理したお作法です。
デキるひとは「メソッド化」で最終ゴール
① ふむふむ(知る)
そういう事実や考え方があるのかと、調べて「ふむふむ」と知る。デキないオトコの大半はこのステップで満足しますが、学びの行程の4分の1に過ぎません。
② なるほど(理解する)
詳しく読んで考え「なるほど」と理解する。デキないオトコの一部はこのステップまで到達しますがここで打ち止め。実はまだ道半ばです。
③ そういうコトか!(体系化する)
自分の仕事で実践して試す。成功しても失敗しても、実践すると「そういうコトか!」と体系的に整理される。マーケティングの4Pを仕事で実際に試して、ただ表に穴埋めするのではなく、こういうふうに使うのかと自分なりに腑に落とす重要なステップです。
④ こういうコトだ♪(メソッド化する)
そして自分なりに体系化し、腑に落ちた知識を、自分ならではの「メソッド」に整理して他人に「こういうコトだ!」と教えるレベルになるのが、デキるひとの学びの最終ゴールです。
たとえば、デキるひとが4Pを学ぶと「この新製品をブレイクさせるには既存品がまねできないアプローチが必要です。製品、値段、販路、販促のどれか1つで、常識破りの一手を打ってみませんか!」みたいに独自に使いこなす。知って悦に入らず、自分なりに体系的に腑に落としメソッド化を目指すのが、デキないオトコとの差のようです。
デキるひとの学びのお作法を見ると、何かを学ぶことはダンスやスポーツや芸能と同じで「芸」として体得することだと気づかされます。超一流の「学習家」とも言えるあの天才物理学者も、この言葉で同じことを言いたかったのかもしれません。
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