デキないMBAオトコが「使えない」本当の理由 学びの本質を勘違いする「RPG思考」に要注意

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MBAホルダーといっても、デキる人とデキない人の差は歴然としています(写真:pichetw/PIXTA)

こんにちは。はたらく女性のかていきょうし、タブタカヒロです。

はたらく女性のかていきょうしとして働く女性のお仕事コンサルをしていると、「マーケティングとか経営論とか、MBA的なことを学びたいです」というご相談を受けることがあります。

理由をうかがうと「会社のエラいおじさんたちを説得するには、私も専門的な知識やスキルが必要と思ったんです」という力強い答えが。働く女性のこんな真摯な学習欲に目頭が熱くなります。でもあえて

「知識やスキルを身に付けるのが目的なら、MBAはやめたほうがよいと思います」

とお答えしています。MBAホルダーにもデキないMBAが多いのですが、特にデキないMBAオトコに「なんでMBAを学ぶのか」を聞くと答えは必ず

「知識を身に付けたい」「経営スキルを身に付けたい」

という一言なのです。MBAに限らず何かを学ぶとき、デキないオトコは知識やスキルの習得を目的にします。でも結果的に「知っているだけで使えない人」止まりなパターンが多い。一方、デキるひとに学ぶ理由を聞くと、知識やスキルの習得とはまったく違う回答が返ってきます。デキないオトコとデキるひとを比較すると、「学び」の考えかたに大きな違いがあるようです。

デキないオトコはどうして学んでも「使えない人」止まりなのか、今回はデキないオトコとデキるひとの学びのお作法の違いを考えます。

学ぶ理由の違い

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デキないオトコの学ぶ理由の特徴は、英語が話せないとか専門性がないとか、今の自分に足りないモノへの意識が非常に強いことです。デキないオトコには、足りないスキルを身に付けてレベルアップするという指向がうかがえます。レベルゼロの主人公がアイテムや技を次々に手にしてレベルアップする、RPG(ロールプレイングゲーム)的学びかたと言えます。

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