"お友達内閣"に入るのも、実力のうち 社内の期待の星と、仲良くする方法

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「こいつは若手で期待のホープだ」

と、同僚からも先輩からも一目置かれる存在の社員がいます。人材採用で注目の社員としてメディアから取材を受け、求人広告に登場したり(ただし、最近はヘッドハンターから声がかかることを避けるため、外部の記事に期待の人材は登場させない会社も増えてきたようです)、社内で目立つ役割を期待される人です。

あるいは「あの人は別格」と周囲からも特別な存在として、たたえられたりする人。さらに言えば、若いうちから将来を嘱望される社員。

スポーツ界でもいますよね。昨年の広島カープでレギュラーを獲得した堂林 翔太選手。

高校時代は投手として活躍。卓越した野球センスで夏の甲子園ではエース兼4番として、投打でチームを優勝に導きました。プロ野球のドラフト会議では、広島東洋カープが内野手として2位指名。約2年の二軍生活を経て、1軍に上がるといきなりレギュラーとして活躍。2ケタの本塁打を放つ一方、150三振と球団最多(最悪?)記録を更新しています。

チームの監督・コーチの誰もが、将来のチームを牽引する存在と注目しているから、三振しようがエラーしようが1年間試合に出し続けたのでしょう。

おそらく、同じような、いやもっと高いレベルでプレーできる選手がチームには何人もいたはず。それでも試合に出られたのは、まさに「期待の星」だからであったから。それだけ、将来は大化けする可能性を感じたのかもしれません。

まさに堂林選手は「ホープ=希望」。将来を託する人材と目されているから、試合に呼ばれ続けるのでしょう。

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