「稟議書を書いている最中なのだけど、料金の件で相談があるんだよね」
とのこと。
Bさんが対応できない内容で、Aさんが席に戻るのを待っていると商談を失う懸念があることがわかりました。そこで、
「恐縮ですが、私ではわかりかねます。至急、Aと連絡して回答させていただきます」
と伝えて、会議中のAさんに『佐藤物産、Cさん連絡あり。見積りの件、至急相談』とメモを入れました。Aさんはメモを見ると「至急」と会議を抜け出し、携帯で佐藤物産に連絡して対処。後日、契約が取れて、Bさんは大いに褒められました。
結局、会議は夜まで続き、途中でBさんがメモを渡さなければ対応が遅れて商談は消えるところだったのです。期待の星だから「急がないと失うもの」を敏感に察知して対処したのでしょう。
ただし、お客様からの電話すべてを「電話あり」とメモを入れたら、期待の星とは言えません。用件の「緊急度」「内容」などを考慮して「メモ残す」「自分で対応」「急ぎで連絡」と仕分けすることで、仕事に付加価値がつき、周囲の評価も高まるのです。こうした何げない行動で、さすがと思わせる同僚とは仲良くしておきましょう。
この連載が本になりました!12月22日より全国書店のほか、アマゾンなど各ネットストアでも展開しています。
「デフレキャリア時代のサバイバル術」をお知りになりたい方は、ぜひお手にとってご覧ください。
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