"お友達内閣"に入るのも、実力のうち 社内の期待の星と、仲良くする方法

✎ 1〜 ✎ 28 ✎ 29 ✎ 30 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「稟議書を書いている最中なのだけど、料金の件で相談があるんだよね」

とのこと。

Bさんが対応できない内容で、Aさんが席に戻るのを待っていると商談を失う懸念があることがわかりました。そこで、

「恐縮ですが、私ではわかりかねます。至急、Aと連絡して回答させていただきます」

と伝えて、会議中のAさんに『佐藤物産、Cさん連絡あり。見積りの件、至急相談』とメモを入れました。Aさんはメモを見ると「至急」と会議を抜け出し、携帯で佐藤物産に連絡して対処。後日、契約が取れて、Bさんは大いに褒められました。

結局、会議は夜まで続き、途中でBさんがメモを渡さなければ対応が遅れて商談は消えるところだったのです。期待の星だから「急がないと失うもの」を敏感に察知して対処したのでしょう。

ただし、お客様からの電話すべてを「電話あり」とメモを入れたら、期待の星とは言えません。用件の「緊急度」「内容」などを考慮して「メモ残す」「自分で対応」「急ぎで連絡」と仕分けすることで、仕事に付加価値がつき、周囲の評価も高まるのです。こうした何げない行動で、さすがと思わせる同僚とは仲良くしておきましょう。

 

 

 

 

 この連載が本になりました!12月22日より全国書店のほか、アマゾンなど各ネットストアでも展開しています。

「デフレキャリア時代のサバイバル術」をお知りになりたい方は、ぜひお手にとってご覧ください。


 

高城 幸司 株式会社セレブレイン社長

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

たかぎ こうじ / Kouji Takagi

1964年10月21日、東京都生まれ。1986年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。1996年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(東洋経済新報社刊)など。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事