期待の星と付き合うメリット
さて、話題を会社に転じていきましょう。そんな期待のホープと自分が目されていれば、それはそれでいいことですが、仮に自分以外で同世代の同僚にホープと称される社員がいたら、どのように接しますか?
「そんな周囲からチヤホヤされている奴と付き合いたくない」
と言い放ったのは、広告代理店に勤務しているDさん(28歳)。社内でいつも注目のプロジェクトに抜擢されるなど、同世代のホープと目されるSさん(26歳)に対して対抗意識をもっている様子。
同じくらいの力量があるのに自分は評価が低い、それは実力でなくて運や周囲のえこひいいきと思い込んでいるようです。その背景はよくわかりませんが、せっかく同世代のホープがそばにいるのに、敵対するのはいかがなものでしょうか?
むしろ、同じ仲間に取り込んでしまうくらいの度量があってもいいと思いませんか? 最近は政治の世界でお友達内閣などと批判される傾向がありますが、同世代で力のあるもの同士が集まるのは、自然に成り行きです。そんな流れを自らが作ることで、
《わが社で期待の三羽烏》《将来の役員候補と目される5人》
と周囲に見せてしまいましょう。そんな期待の星をまずは見つけて、同世代で飲む会合を仕掛けたり、勉強会を主催したり、自らが近づくきっかけを作ってみてください。
ちなみに、専門商社に勤務しているKさん(32歳)は自分が社内で期待の星だと感じた同世代の5人に声をかけて
「将来は会社を支えるリーダーになるべく、お互いが研鑽する勉強会を開きませんか? 私が事務局を務めます」
と提案。
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