インナーマッスルを刺激する"綱渡り”

「スラックライン」でゆったりと緊張する!?

ランニング、トライアスロン、フットサル、テニス、野球……。
多忙なビジネスパーソンでも、さまざまなスポーツに挑戦したり、体を鍛えたいという人が少なくない。一方、上記のような体力が要りそうな運動には手が出ない、もしくは、一度挑戦したがつらくてやめてしまったという人もいるだろう。
とはいえ、何の運動もしなければ、中年に差しかかる頃から体力はガクンと落ち始める。体型も崩れ、お腹ぽっこり・メタボの道を歩む羽目にもなりかねない。
そこで、この連載では「何か飽きない運動法はないものか」と考えている人々へ、最近、脚光を浴びつつある“変わり種”で、かつ、誰でも比較的ゆるく挑戦できるスポーツを紹介していく。こうしたスポーツなら、体が鍛えられると同時に、好奇心も満たされ、話のタネにもなる。うまくハマれば、生涯付き合える趣味のひとつになるかもしれない。

 

ひざぐらいの高さに張られたロープの上を、バランスを取りながら歩いたりジャンプしたりしている様子をテレビや雑誌で見たことはないだろうか。

ジムの様子。他人のプレイを見ながら、声援を送ったり会話を楽しむことも

「スラックライン」とは、2点間に張り渡した“ライン”の上で、歩いたり技などを楽しむスポーツだ。

そもそもは1960年代、米国のクライミングをする人々が遊びやトレーニングの一環で、ロープを使って綱渡りを始めたことが起源とされている。それが今世紀に入ってからヨーロッパでブームとなり、2009年ごろから日本でも知られるようになった。

現在は、年に一度、日本スラックライン連盟によって、「日本オープンスラックライン選手権大会」という全国大会が開かれている。ただ、こちらの出場者はトップレベルのプレーヤーだ。中級・上級者は“トリック”と呼ばれる技やその組み合わせであるコンビネーションの完成度、難易度、創造性などを競い合う。ただ、ビギナーはそこまで意識しなくてもよさそうだ。

初心者向けとしては、現在、ボルダリングのジムや大手フィットネスクラブの一部、また専用ジムにおいて、スラックラインが体験できる。

神保町にある「ZERO Fight&Fit」は、トレーナー・岡本啓氏が運営するパーソナルトレーニングを中心としたジム。「スラックライン」の設備を、初心者向けに30分500円から提供している。

次ページ最初は立つことさえ危ういが…
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