多忙なビジネスパーソンでも、さまざまなスポーツに挑戦したり、体を鍛えたいという人が少なくない。一方、上記のような体力が要りそうな運動には手が出ない、もしくは、一度挑戦したがつらくてやめてしまったという人もいるだろう。
ひざぐらいの高さに張られたロープの上を、バランスを取りながら歩いたりジャンプしたりしている様子をテレビや雑誌で見たことはないだろうか。
「スラックライン」とは、2点間に張り渡した“ライン”の上で、歩いたり技などを楽しむスポーツだ。
そもそもは1960年代、米国のクライミングをする人々が遊びやトレーニングの一環で、ロープを使って綱渡りを始めたことが起源とされている。それが今世紀に入ってからヨーロッパでブームとなり、2009年ごろから日本でも知られるようになった。
現在は、年に一度、日本スラックライン連盟によって、「日本オープンスラックライン選手権大会」という全国大会が開かれている。ただ、こちらの出場者はトップレベルのプレーヤーだ。中級・上級者は“トリック”と呼ばれる技やその組み合わせであるコンビネーションの完成度、難易度、創造性などを競い合う。ただ、ビギナーはそこまで意識しなくてもよさそうだ。
初心者向けとしては、現在、ボルダリングのジムや大手フィットネスクラブの一部、また専用ジムにおいて、スラックラインが体験できる。
神保町にある「ZERO Fight&Fit」は、トレーナー・岡本啓氏が運営するパーソナルトレーニングを中心としたジム。「スラックライン」の設備を、初心者向けに30分500円から提供している。
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