腹横筋(ふくおうきん)は、“お腹ぽっこり”の解消に大いに貢献する部位でもある。
お腹回りの筋肉を鍛えれば、姿勢もきれいに
疲れてくると、知らず知らずのうちに猫背になり、お腹を突き出すような姿勢を取る人がいるが、このあしき習慣を断ち切るために、お腹回りの筋肉を鍛えることは非常に有効だ。
このときに欠かせないのが腹横筋(ふくおうきん)などお腹回りの筋肉で、スラックラインでも十分鍛えることができる。背筋を伸ばしてきちんと立つ習慣を身に付ければ、きれいな姿勢がキープできるようになるだろう。
また足で踏ん張るときは、ふくらはぎにあたる腓腹筋(ひふくきん)やヒラメ筋などが刺激を受ける。太ももの裏側のハムストリングス、お尻の中殿筋(ちゅうでんきん)、大殿筋(だいでんきん)などもよく使うので、自然にシュッと引き締まった足になる。
基本的にバランスを取るために筋肉を使うので、太ももや肩などに必要以上に筋肉がついて太くなる心配もない。筋骨隆々より、スリムな引き締まったボディを目指している人にはうれしい情報だろう。
たとえば、スラックラインの大会の動画を見ると、出場者はスラリとした理想的なボディをしている。スラックラインで遊んでいると、ふだん使われない筋肉も長い時間刺激を受けることになるようだ。
まずは、ほかのスポーツと同じだが、体験してみることだと岡本氏は言う。
「一番の魅力は、“悔しい”と楽しく思えること。最初は誰でも失敗するが、皆とやっているので笑っていられるし、そのうち上達して達成感を味わえる。また、ライン上ではほかのことなど考えず集中するので、終わった後は頭の中もすっきりするはず」(岡本氏)。
仕事帰りの人たちが、このときばかりは子供のように「今度はできるかなあ」「うわ~、難しい」などとワイワイ言い合ってやっている。
ゆったりとリラックスしながら程よい緊張感も堪能できる。スラックラインは、心と体の絶妙なバランス感覚が楽しめるスポーツだ。
ZERO Fight&Fit
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