インナーマッスルを刺激する"綱渡り” 「スラックライン」でゆったりと緊張する!?

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

腹横筋(ふくおうきん)は、“お腹ぽっこり”の解消に大いに貢献する部位でもある。

お腹回りの筋肉を鍛えれば、姿勢もきれいに

疲れてくると、知らず知らずのうちに猫背になり、お腹を突き出すような姿勢を取る人がいるが、このあしき習慣を断ち切るために、お腹回りの筋肉を鍛えることは非常に有効だ。

このときに欠かせないのが腹横筋(ふくおうきん)などお腹回りの筋肉で、スラックラインでも十分鍛えることができる。背筋を伸ばしてきちんと立つ習慣を身に付ければ、きれいな姿勢がキープできるようになるだろう。

画像を拡大
野外の場合、風や緑を感じながらプレイできる (ただし、スラックラインが禁止されていない公園や広場でルールを守り、木に保護材などを巻いておこなう必要がある)

また足で踏ん張るときは、ふくらはぎにあたる腓腹筋(ひふくきん)やヒラメ筋などが刺激を受ける。太ももの裏側のハムストリングス、お尻の中殿筋(ちゅうでんきん)、大殿筋(だいでんきん)などもよく使うので、自然にシュッと引き締まった足になる。

基本的にバランスを取るために筋肉を使うので、太ももや肩などに必要以上に筋肉がついて太くなる心配もない。筋骨隆々より、スリムな引き締まったボディを目指している人にはうれしい情報だろう。

たとえば、スラックラインの大会の動画を見ると、出場者はスラリとした理想的なボディをしている。スラックラインで遊んでいると、ふだん使われない筋肉も長い時間刺激を受けることになるようだ。

まずは、ほかのスポーツと同じだが、体験してみることだと岡本氏は言う。

「一番の魅力は、“悔しい”と楽しく思えること。最初は誰でも失敗するが、皆とやっているので笑っていられるし、そのうち上達して達成感を味わえる。また、ライン上ではほかのことなど考えず集中するので、終わった後は頭の中もすっきりするはず」(岡本氏)。

仕事帰りの人たちが、このときばかりは子供のように「今度はできるかなあ」「うわ~、難しい」などとワイワイ言い合ってやっている。

ゆったりとリラックスしながら程よい緊張感も堪能できる。スラックラインは、心と体の絶妙なバランス感覚が楽しめるスポーツだ。

 

ZERO Fight&Fit
東京都千代田区 神田神保町1-16-3 TSI神保町ビル1F
TEL:03-6273-7098 
※30分500円から(入会金、登録金など無料)
※要予約

渡部 由美子 ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

わたなべ ゆみこ / Yumiko Watanabe

車雑誌出版社、編集プロダクション、マーケティング会社を経て独立。フリーランスで、ビジネス誌、WEBサイト、書籍の取材執筆、企画提案、編集、リサーチなどに携わる。ホームページ http://cocohr.com/
 

 

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT