「Go-rippa(ゴリッパ)!」「I LOVE this!」「fantastic!!!!!!」
「磁石を使っているのか、もしくは、彼はロボットか――」
日本ジャグリング協会が主催する「Japan Juggling Festival(JJF)2012」で、ボールを巧みに操り優勝した男性の動画には、国内だけでなく、海外からも驚きのコメントが100以上ついていた。
この優勝者は、東京大学のジャグリングサークル「マラバリスタ」出身だ。
マラバリスタは1993年、まだジャグリングが珍しかった頃に生まれた老舗サークル。その設立には数学者のピーター・フランクルさんらが関わったという。
部長・荒木健司さん(東京大学理科一類)によれば、現在のメンバーは100人超。そのうち東大生は80人程度で、他大学の学生、高校生、社会人なども共に活動している。
週2回の練習への参加は任意で、ふだんは30~40人が練習場所の小学校体育館で練習を行っている。
練習で培われた数々の技は、五月祭や駒場祭といった学園祭のステージや、学校や施設からの“営業依頼”でおこなうショー、サークル内部の会などで披露している。
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