東大・理系男子がハマる”変わり種”スポーツ 集中力強化には、「ジャグリング」がいい

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先に断っておくと、ジャグリングにはパフォーマンス、アートなどの側面もあり、イコールスポーツではない。

東京大学・駒場祭のステージ。学園祭や学校・施設からの“営業依頼”では、こうしたカラフルな衣装やメイクなどで演出することも珍しくない

ただスポーツとして競技会出場を目指して取り組む人も少なくない。練習風景やショーを見る限り、程よく体を動かす全身運動であることも間違いなさそうだ。

たとえば、前述のJJFは、技術力やオリジナリティ、パフォーマンス性などを審査するジャグリング競技会だ。

日本ジャグリング協会によれば、2012年大会には、出場者枠を数年前の2倍にあたる740人に増やしたが、それでも定員を超える申し込みが殺到したという。

「JJFに出ようとするのは、かなり積極的なジャグラーなので、潜在的に“ジャグっている人”は、それ以上に増加していると思います」(日本ジャグリング協会)

なぜか理系男子が集まる

人前で技を披露することで喜んでもらいたい、好きな曲に合わせて何かを表現したい、競技として極めたい、何だか面白そうだから……。ジャグリングを始める動機は、さまざまだという。

そして話を伺っている最中、部長・荒木さんが「自分の周囲を見回すと」と前置きしながらも興味深いことを教えてくれた。

「なぜかジャグリングは、“理系”の人がハマる傾向にあるようです」

大学生活最初のオリエンテーションや新入生歓迎の時期も、ジャグリングを披露すると“文系”より“理系”の学生に、圧倒的に受けたという。

荒木さん自身も理系で、中学・高校時代からジャグリングを続けている。

ジャグリングは運動神経の良しあしにかかわらず、練習さえすれば、ある程度のレベルまで上達できる。そんなところが気に入っているそうだ。

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