東大・理系男子がハマる”変わり種”スポーツ

集中力強化には、「ジャグリング」がいい

お椀の底を2つ重ねたような形の「ディアボロ」を巧みに操る豊原香住さん。技がうまく決まると、自然と笑顔になる

鏡の前で丁寧に自分の技を確認していた豊原香住さんも部外者だ。

大手食品メーカーに勤務し、多忙な日々を送っているが、時間を見つけては、ここに1人でやってきて一緒に練習をしている。

「幼い頃にテレビでジャグリングを知って興味を持ち、学生時代から始めた。大道芸はやっていて楽しいし、見ている人も喜んでくれるからうれしい」 

練習に没頭すると仕事のストレスもどこかに吹っ飛んでしまうそうだ。

「難しい動き」で、脳を活性化

2009年、英国の科学誌『ネイチャー・ニューロサイエンス』には、ジャグリングを練習すると脳の神経組織「白質」に重要な変化が生まれるとの研究結果が掲載された。

オックスフォード大・研究チームのHeidi Johansen-Berg氏によれば、実験にジャグリングを選んだのは難しい動きを覚える必要があるからだという。

直方体の箱である「シガーボックス」。3つ以上を用いて位置を入れ替えるなどする

日本でも一般的に、手足を動かすことは脳の活性によい刺激になるといわれている。

「脳によいとか考えてジャグリングをしたことはないが(笑)、集中力はつくと思う。定期的に練習するから、体力は格段に向上した」(部長・荒木さん)

「人に見てもらうので、姿勢にはもちろん気をつけている。道具や技によって異なるので一概にいえないが、たとえばボールなどを投げる動作では、上腕二頭筋や三角筋、背筋などが鍛えられる」(フレディさん)

いくつか小さめのボールを持っていれば、自宅で1人でも簡単にジャグリングを試すことができる。

“理系”のみならず、“文系”もハマれば楽しそうなジャグリング。脳が活性するか興味がある人、少し体を動かす特技を身につけたい人は試してみては?

 

「マラバリスタ」http://www.malabaristas.com/
 「日本ジャグリング協会」http://www.juggling.jp/
 

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