トップになれなきゃ2位も3位も同じ

中西直義・アイダエンジニアリング副社長に聞く

 

この合理化効果もあり、欧州事業は長い赤字期間をようやく脱することができました。ただ、もともと工場が古いので、生産環境をもっと良くしていかなければなりません。工場の拡張含め、厳しい折ですが先を見据えた設備投資を行っていきます。とってきた受注に対して生産の主導権を取れるように、将来的には溶接工場も作るなどして内製率を高めていきたいと考えています。

--経済的に難しい局面ですが、欧州メーカーからの受注も一定規模あるようですね。

自動車メーカーを中心に大型のサーボタンデムラインなどの引き合いがあります。イタリアの会社を買収しなければ、欧州メーカーに食いこむことはまず無理でした。既存の営業網を活用できたおかげで、アイダブランドでは付き合えなかったユーザーからの受注を獲れるようになりました。今までの赤字はある意味での「先行投資」です。日系以外のメーカーに入り込めた意味はとても大きいと感じています。

--中西副社長は「GCS(Global Customer Satisfaction)推進室」の室長も兼務されていますが、やはりアフターサービスにも今まで以上に注力するということでしょうか。

今すぐに直接収益につなげると言うよりは、拡販していく上で他社と差別化する要素にしたいということです。日本だけでなく世界の自動車メーカーは24時間体制で生産を続けています。ということは、プレス機のトラブル対応などもそれに合わせなければならない。改めて組織立ててやっていこうということです。いずれはより大きな組織として社内に組み込んでいくつもりです。

ただ、サービス事業の売上の割合自体も徐々に増やしていきたい。今のところは15~18%ですが、25%ほどまで上げていければと考えています。製品販売に比べても利益率は良いですから。

 

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