元ニッセイ職員は、なぜ「保険を捨てた」のか

「家族を守る=生命保険」はあまりに盲目的だ

人生の買い物の中で、もっとも高いのが家、次が保険だと言われています(写真:Komaer / PIXTA)

「大人は保険に入るもの」と思っていないか?

生命保険の加入率は、20代では50%少々ですが、30代になると80%を超え、それ以降はどの年代においても男女ともに80%以上を超えています。

この年代は結婚や出産によってライフステージが変わる人が多いため、万一の時に家族を守るという理由から加入者が増えるのは自然なことかもしれません。しかし、あまりにも自然なことと捉えられているからこそ、あえて考えてみたいことがあります。

遺族や家計を守るために最適な対策方法は、本当に生命保険だけがすべてなのでしょうか。

人生の買い物の中で、もっとも高いのが家、次が保険だと言われています。若い人はケータイ料金(総額)の方が保険よりも高くなるかもしれませんが、いずれにしても高額であることは変わりません。

高いお金を払うのですから納得して買うのが当然でしょう。家を買う人は細かなところまでしっかり調べます。自分の目で見るだけでなく様々な情報を集めて比較をします。

一方、保険はどうでしょうか。私が見る限りでは「結婚したし」「子どもができたし」「30歳になったし」といった「なんとなく」の理由から、盲目的に保険に入る人は少なくありません。盲目的とは、保険以外の選択肢を考えることなく、商品選びのステップに進んでしまうということです。

次ページひとつも生命保険に入らず怒られた日生時代
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
人気の動画
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
私大トップ校の次の戦略<br>早慶上理・MARCH・関関同立

受験生確保や偏差値で高い水準を誇る関東・関西のトップ私大13校。少子化や世界との競争といった課題に立ち向かうための「次の一手」とは。大きく揺れる受験動向や、偏差値や志願倍率と比べて就職のパフォーマンスが高い大学・学部なども検証します。

東洋経済education×ICT